【印象に残るプランニング ep.5 花～人生で必要な蕾を大切に～】

梅の木が共通ワードであるおふたり。お花屋さんで働く新郎様の実家には立派な梅の木がありました。ずっと梅の中で育ってきたから、昔から花が好きでお花屋さんになったんだそうです。新婦様はと言うと、こちらもおじい様の家に梅の木があったそうで。おふたりにはお互い生まれ育った環境に梅の木があったという共通点から、お子様にも「梅」の一字を入れた名前を命名されたりと、梅の木はおふたりの人生に欠かせないものとなりました。そのため、梅の木は結婚式でも1つのポイントになりました。そこから、人生の大きなイベント毎に花は必ずあるという気付きから、花をテーマにした結婚式をつくることになりました。
会場にポイントである梅の木に見立てた木を生やし、ゲストひとりひとりにメッセージと、「好きな花」を描いてもらうことにしました。

というのも、今後おふたりは中国・上海での生活が始まるそうで、遠くに行っても戻れる場所が結婚式であってほしいと思ったからです。ゲストの皆様の好きな花を知っておくと、お花屋さんだから咲く時期がわかる、そのときに誰がどの花が好きかというのが手元にあると、あの花が咲くときにはその方のことを思い出して、「そろそろあなたの好きな花が咲くね」とメッセージを送ってほしいという願いを込めてご提案しました。

おふたりを結ぶきっかけの1つに「梅」があったように、遠くにいても「花」でいつまでもゲストの皆様と結ばれていてほしいと思います。