パレスグランデール
上條 智広さん (2/12)
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上條 智広さん (2/12)

ふたりのその先を想像し結婚式が幸せな未来に繋がるように

その時だけでは終わらない、未来を見据えた3つのストーリー

印象に残るプランニング エピソード(1) バングラディシュに飛び立つおふたりのウエディング

新郎様のお仕事の都合上、この先数十年ずっと海外転勤を繰り返すことが決まっているおふたり。言葉や生活習慣が違う環境で働き生活を送ることは、きっと私が考えている以上に苦労や困難があることでしょう。だからこそ、結婚式がおふたりの原点となり、その後の人生の支えとなってほしい、日本を離れるおふたりにとって、この結婚式が「還る場所」になってほしい、と強く思いました。

その中で「ただいま!」と言う時に思い浮かぶものはなんだろう、となった時に、おふたりとも小さな頃「いつも学校から帰ってくるとおばあちゃんがおにぎりを握って待っていてくれた」というエピソードが。

そこで当日、両家秘伝のおにぎりが会場に登場。お母様とお婆様からラストバイトをしていただきました。おにぎりは、各ご家庭でそれぞれの味がある、愛情がこめられたもの。ゲストにとっても、それぞれの故郷や家族を思い出してもらいたいという想いも込めました。

当日お招きする新郎の同僚の方々も皆同様に海外に行き、それこそもう二度と日本のこの場所に全員が集まることはないとのこと。世界中どこに行っても、おにぎりがパワーフード!という共通の想いも伝えました。

そしてもう一つ準備したのが、「おにぎり型のカード」。私は結婚式当日だけでなく、未来のおふたりに何か形になるものを残したい、といつも考えています。このおふたりのことを考えた時に浮かんできたのが、海外で子供が生まれて子育てをしている光景でした。

その時に、子供と一緒に結婚式を思い出してほしい。そう考え、ゲストの方々全員に「おにぎりの具」をそのカードに書いてもらい、トランプの神経衰弱のように遊べるようにして、式後「お子さんが生まれたら、これで一緒に遊んでください」とお渡ししました。何年後かに、そのカードでお子様と一緒に遊ぶご家族のお写真を送っていただいたり、もちろん、おふたりがここに帰ってきてくれることが、今から楽しみです。

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