Coco style WEDDING
荒井 さやかさん (6/8)
Coco style WEDDING
荒井 さやかさん (6/8)

結婚式はゴールではなく、価値観を再構築して得る成果物のひとつ

ワガコトとして過去を振り返り、未来の道を見つけましょう

【カップルの皆様へ】

私は、結婚式という通過儀礼をきっかけに、おふたりの今後の人生に役立つ糧を提供したいと思っています。ウエディングって、楽しい消費行動のプロトタイプ、人生の縮図のようなもの。例えばお金の使い方にしても、一生に一度しか買えないと思うと、本心がでるというか、人の素性がでるんですよ。お祝いの席は豪勢に、という価値観でいくのか、名は知れてないけど地元のものを工夫して大切に振舞う、なのか。いい悪いではなく、おふたりの人生の消費行動がどの価値観でいくのか、改めて摺合せする予行練習の場になるんです。ドレスやお花のデザインにしても、最新ということにこだわるのか、目立たないけどあなたらしいと言われたいのか。かっこいい、可愛い、ユニーク、どうゲストに思われたいのか。ひとつひとつ、そうやってたくさん考えておふたりの中からでてきた価値観、これまで知らなかったおふたり同士の心の奥底を知って、未来の糧になるものを1個でも2個でも見出して残すことが大事だと思うんです。自分ってどんな人格で、ふたり揃ったらどんな人格で、これから先どんな風に歩んでいくか。過去をおさらいして、未来をどう歩むか。こんなにも考えるタイミングって結婚式くらいしかない。

結婚式の準備期間は、本当にいろいろあると思います。自分ひとりのことではないだけに、うまくいくことも、いかないことも。それも、ふたりで何が嫌なのかを共有できたときに、今後こういうことがあった時にどう向き合うか、という夫婦の糧を見出すことができるようになります。

それを踏まえて私がお伝えしたいのは、「新郎新婦」は、最強ではなく最高にもろい、ということ。ふたりは結婚するほどに結ばれているから最強の相手だと思いがちですけれども、実はそうでもないんです。まだまだ、ちゃんとおふたりの人生の摺合せはできていないし、それほど分かり合ってもいない。だからこれから人生を共に歩む中で、どうやって補強していくのかを考える必要があると思うんです。それを結婚式の準備段階で見つけることができれば。

きっと大変なこともいっぱいあるけれど、いろんな苦労や楽しみは必要だから今おふたりに降り注ぐんです。おふたりが結婚式という日を迎え、ゲストから心からの暖かい祝福をいただいた時、またひとつおふたりは大きくなるはずです。私がすることは、その瞬間のためにそっと背中を押すことだけ。結婚式を通じて、おふたりのその先の人生を豊かなものにするお手伝いができればと思っています。

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