Coco style WEDDING
荒井 さやかさん (5/8)
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荒井 さやかさん (5/8)

印象に残るプランニング ep.3

【やり切った!】富良野でのBIG野外ウエディング

【印象に残るプランニング ep.3】

地元の中学校で出会ったというおふたり。地元富良野で、野外ウエディングをしたいんですというご相談を頂きました。お招きするゲストはなんと130人以上。まずは場所探しからスタートです。グーグルアースとにらめっこして、現地に出向き、なーんにもない芝生の広場を会場に決定。

会場セッティングは2日がかり。テント設営や装飾など総勢50名のスタッフの手作業で始まった結婚式のスタートは、農家を営んでらっしゃる新婦のお父様の軽トラックでの入場から。富良野の美味しいものを味わってほしいと、ケータリングのビュッフェスタイルで振舞ったお料理には、お父様とお母様が作られた野菜や果物などがずらり。新婦がスイカ好きとのことで、スイカに直接コックを付けてスイカジュースを作ったりもしました。パーティは、ビールを飲んだりお友達にDJをお願いして盛り上がったり、さながら野外フェスのような雰囲気!子供も楽しめるようにアトラクションスペースを作ったり、ヨガの先生をやっている新婦によるヨガ教室があったり、ゲスト全員が好き好きに楽しめる空間を演出しました。

野外ウエディングはとても素敵で、憧れ感の強い結婚式のスタイル。でも日本人ってパーティ慣れしていないので、放っておくとパーティを満喫することができません。そこで私がこだわっているのが「立って歩く動機を散りばめること」。芝生にゆったり座れるリラックススペースを作ったり、引き出物をビュッフェスタイルにしてお好きなものを選んでいただくようにしたり、ダンススペースを設けて見に行くように促したり、宝探しをしていただいたりも。自然と立たざるを得ない環境を作って、にぎやかな雰囲気に導いていくんです。

そしてその空気を作るために大事なのが音質。音質がいい悪いってなかなか気付かれにくいポイントなのですが、人が動いたり心地よくなったりするのに「音」はかなり影響しているので、ここも腕の見せ所と思って仕込んでいきます。それが全部ハマって、130人が4時間たっぷり楽しんで、オンタイムで完走できたこのウエディングは、もう、「これ以上は出来ないものが出来たかも」という満足感。イベントのプロにも褒めていただいて(笑)。この時私はまもなく妊娠7か月を迎える時だったんですが、反省点が見つからないほどのやり切った感を得られたウエディングでした。

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