By編集部 “花嫁の手紙”は、気負わず素直な 言葉やエピソードを盛り込んで
花嫁の手紙を聞いている親やゲストは、かっこいい言葉ではなく、あなたならではの言葉や具体的なエピソードが聞きたいはず。気負いすぎず、素直に伝えたい感謝や決意を書いてみて。
一度書いたら、聞いている人はイメージが湧くかな、という観点で読み直してみることも大事。
ぜひこの機会を使って、感謝の気持ちを伝えてみて!
花嫁の手紙って親に改めて感謝を伝えられる大事な機会! でも、いざ書こうと思っても、「何を書いたらいいんだろう?」「いつ頃書き始めたらいい?」と悩んでしまう花嫁さんも多いんです。
今回はたくさんの花嫁の手紙を見届けてきたプランナーさんに、親やゲストの心に響く、手紙の書き方のコツをお伺いしました。
Prism Wedding
山﨑奈々さんに聞きました!
富山県の結婚式場プランナー、支配人を経て、アニヴェルセルのプランナーとして活躍。新規契約全国1位という実績を持つ。その後、Prism Weddingを立ち上げ、フリープランナーという立場から自由な結婚式を適正価格でプロデュースし続けている。
「花嫁の手紙を書くときに陥りがちなことは、内容がふんわりしてしまって、定型文のような内容になってしまうこと。そうならないように“具体的なエピソード”を必ず入れるようにしてみてください。手紙に書くようなエピソードがない、という花嫁さんも、「親がいつもしてくれていたこと」や「家族の習慣」を意識して入れてみると、その家族ならではの雰囲気や空気感が、聞いているゲストにも伝わる手紙になるのでおすすめです。
また、式で大事なことのひとつに「親やゲストに新郎新婦の決意や覚悟を感じさせること」があると思っているので、「“今後、親御さんとどんな関係でありたいか”というメッセージを必ず入れるようにしてください」とアドバイスしています。」
「「そろそろ花嫁の手紙を書き始めてくださいね」とお伝えするのはだいたい式の3週間前くらい。書き上げるのは3日前くらいがいいと思っています。
その理由は、プランナーや司会者との打ち合わせを重ねることによって、新郎新婦のおふたりが自分自身を振り返ることができるからです。おふたりが当たり前だと思っていた家族の習慣も、第三者から見ると素敵なエピソードだったりするので、打ち合わせをすることで、そこに改めて気づき、親に感謝したいという気持ちが具体的になってから書き始めた方が、伝わる手紙が書けるのではと思います。」
ここで山﨑さんの印象に残っている“花嫁の手紙”をご紹介します。
「その花嫁さんはおじい様、おばあ様を亡くされていたのですが、花嫁の手紙でどうしても感謝を伝えたいと、メッセージを盛り込むことに。
花嫁の手紙を読みながら、エピソードに沿った当時のお写真を上映し、バックにはおじい様とおばあ様によく歌ってもらったという子守唄を流されました。
私自身も感動しましたし、それを聞いて涙を流されるゲストの方もたくさんいらっしゃいました。」
手紙の内容に加えて、映像や音楽でも、その花嫁さんの具体的なエピソードをイメージさせることができたからこそ、たくさんのゲストの心に響いたのではないでしょうか。