フリーランス
小林 さやかさん (2/5)
フリーランス
小林 さやかさん (2/5)

大手式場、ベンチャー企業、フリーウエディングプランナーの全てを経験

それぞれのメリットデメリットを理解し、お客様へ提供できることを増やした数年間

プランナー時代の経歴

新卒で一部上場のウエディング会社に入社し約3年働きました。当時は上司泣かせの新人だったと思います(笑) 学生時代のアルバイト経験から、作られたマニュアルよりも心から染み出るような真心や笑顔の方が嬉しいはずだ、自分ならそれが必ずできるという根拠のない自信がありました。

しかし、最初にするロープレが苦手で上司からは「向いてないから辞めた方がいい」と、入社当時はよく言われました。でも、自分では誰よりも向いている、この世界なら一番になれると思っていたので、ロープレができなくても、絶対本番ではお客様の心を掴める自信があったんです。その思い通り、初めての新規接客でいきなり即決をいただいて、やっぱり! 私向いてる!! と自信をつけました(笑)

3年従事し、ウエディングプランナーという仕事は大好きだったものの、やればやるほどカップルに対していろんなことをもっと自由にしてあげたいなという想いが強くなってきてしまいました。

例えばお見積り。アイテムなど、より良い商品を案内してしまえば仕方のないことなんですけれども、どんどん高額になるお見積りを見ておふたりの表情が曇ることもあるので、私はおふたりにとって本当に必要と思うものだけを提案するようにしていました。そうすることで新郎新婦は私を信頼してくれて。逆に私が「これは削ってもいいけどこれはやったほうがいい」ということは、「あなたがそう言うなら」と信じてくれたり頼りにしてくれたりして、打合せはやりやすくなっていましたね。新規接客にいって、このお客様はこの会場じゃないほうが幸せになれると思ったら、ハッキリそう言ったりもしていました。

会社員としては、今思えばめちゃくちゃだったなと思うんですけれども、当時はピュアで、お客様の幸せの事しか考えてなかったんです。そこで、もっと自由にという想いから、ベンチャーのプロデュース会社に転職。それまでより自由な提案もできましたし、効率的に自分の権限でカップルとお話ができるようになったので、提案の幅を広げることができました。

その後、結婚がきっかけでフリーランスのウエディングプランナーになりましたが、大手式場とベンチャーの両方を経験させていただいたことで、カップルに対してより自分の感覚を信じて提案できるようになったように思います。

会場ごとのおふたりにとってのメリットデメリットをはっきり伝えられるようになったり、花屋さんや司会者さんなどをこれまで以上におふたりに合わせて自由に選べたりとか。これまでの経験のいいとこどりができるようになったかな、と思っています。

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