プランニングする際は、「結婚式がどんな意味を持つのか」を考え、その価値を見つけていただけるように務めています。会場に可愛いものをたくさん集めたからといって素敵な空間になるとは限りません。本当に必要なもの以外は飾りにさえならないのです。ウエディングも同じで、一番大事なものは”自分らしさ”であり、それを装飾する手段はご予算に合わせて考えればいいと思います。無理をして華美に飾る必要はありません。低予算で工夫できるやり方もお伝えすることができますので、無理をせずおふたりらしい結婚式を挙げていただきたいと思います。
また、結婚式に対するイメージというのは、新郎新婦様がそれぞれ違ったイメージをお持ちだと思います。時には、「自分の気持ちを理解してくれていると思っていたのに全然わかってくれない」とすれ違うこともあるでしょう。でも、お互いの感性や考え方というのは違って当たり前。そういったフラストレーションを相手に向けるのではなく、プランナーにぶつけて欲しいと思います。おふたりのよき相談相手として精神的な支えとなり、サポートしていくことが私の思い描く理想のプランナー像ですので、遠慮せずにどんなことでも話してください。たくさん話し合って過ごした準備期間は、おふたりのその後の人生にとってかけがえのない大切な時間となるはずです。