きっかけは自分の結婚式でした。幼い頃から欧米のパーティー文化である「オーダメイドスタイル」が当たり前だと認識しており、ウエディングは自分にとって価値があるもので作りあげられるものだと思っていました。そしてそれをサポートしてくれるのがウエディングプランナーだと思っていたのです。しかし、自分の結婚式を通して、日本のウエディング業界との大きなズレを感じました。例えば、「自分がお世話になっている牧師さんに司式者をお願いしたい」と伝えたところ、「会場にいる牧師さんに任せて下さい」と言われてしまったり…。私は、特別宗教心が深いわけではないのですが、きちんとした考えをお持ちの方にとって、これは大変なことだと思いました。今後、国際化が進む中で価値観や宗教観も多様化していくはずなのに、現在の日本のウエディング業界のシステムではそれに対応できる人が少ないのではないかと…。そこで、ウエディング業界への転職を決意。ブライダルの知識と資格を取り、結婚式場に就職いたしました。基本的なルールやノウハウを勉強して独立し、フリーランスのウエディングプランナーとなりました。