日本在住のアメリカ人の新郎様と熊本生まれ熊本育ちであるカナダ人新婦様の結婚式も心に残るウエディングでした。６カ国からゲストが集まり、メキシコの海辺で行ったデスティネーションウエディング。旅行を兼ねた結婚式「デスティネーションウエディング」は、欧米では定番です。結婚式当日は、60名ほどのゲストが世界各地からメキシコに集まることになりましたが、誰がいつどこからいらっしゃるのかを把握しておかなければ、万が一の際、ケアができません。ゲストのスケジュールの把握を慎重に行いました。

メキシコのホテルにはウエディングプランナーさんとコーディネーターさんがいらっしゃるので、私は当日の設営までを担当。日本からは装飾のための小道具などを持ち込みましたが、メキシコの会場の方々は、「こんなに細かいとは思わなかった！」と持ち込みの量や細かな装飾に驚いていましたね(笑)。ハワイなどのメジャーな場所ではウエディング業者のサポート体制が整っていますが、メキシコは十分整っているとは言い切れない状態でしたので、会場側と細かい交渉をさせていただきました。

コンセプトカラーは海らしさを意識してブルーに、演出では”サンドセレモニー”を採用。ブルーと新婦様がお好きなパープルの砂をひとつの入れ物に注ぎ込み、砂の色が作り出す模様によって、世界にひとつしかないオリジナルアートを完成させました。当日は、現地のプロにお任せし、私もゲストとして参加させていただきましたが、みんなでSNSに写真をアップしたりと、終始笑顔あふれるハッピーな結婚式となりました。