【印象に残るプランニングep1】
トリマーでもある新婦様は、「愛犬も参加させたい」という思いから、ガーデンでの挙式を強く希望されていらっしゃいました。ステキなガーデンがあるレストランと交渉をし、衛生面や条件などを考慮。「貸切でゲストの方が問題ないのであればワンちゃんOK」という承諾を頂き、無事に会場が決まりました。
しかし当日、お支度中やリハーサルの時は晴れていたのに、いざ挙式のガーデンへゲストの皆様を誘導する時になり、雨が降ってきてしまったのです。このままではどうしてもやりたかった外での挙式が行えない。お支度部屋の窓からは、悲しい顔をされた新婦様のお姿が。一瞬「中で行うしかないか…」とも考えましたが、天気予報・雨雲レーダーを見ると1時間後に雨が上がることが判明したのです。
そこで急遽、先に披露宴を始めることに。「挙式が最初でその後が披露宴という概念もなくしてしまえばいいのでは?」と考えました。そして披露宴の途中で雨が上がったのを確認し、すぐにガーデン挙式会場をセッティング。ゲストの皆様に移動していただき、希望通り、ガーデンでの挙式を行うことに成功しました。
プランナー1年目の時のエピソードですが、周囲のスタッフに助けられた結婚式でした。この経験は私にとってはとても大きく、臨機応変に対応する能力や引き出しが増えていくことにつながったような気がします。