【プランニングのこだわり】

「結婚式の空気感はおふたりそのものである」そして「結婚式をきちんと育てるようにつくったと実感できるように打ち合わせをすること」を大切にしております。10年ウエディングプランナーをやっていると、新しいことや特別な演出をしなければと気持ちが焦ることもありましたが「特別じゃなくてもいいんだ」と思い出させてくれた結婚式がありました。ご両家の親御様ともに第一次産業につかれているカップルの結婚式で、ご両親や祖父母様から”バトン”を受け継ぐことへの感謝を伝える・ご自分達もしっかり次世代へと引き継ぐことを約束をすることを大切にプランニングをいたしました。ご実家の畑で集合写真を撮り、ご両家から提供していただいた食材でお食事を作り、お食事の前にはみんなで「いただきます」とご両親に伝えるなど、真新しい演出ではありませんが、とても心に残る結婚式になったように思います。

結婚式が、本当におふたりらしいものなのか…を考えることが重要。そうしてつくり上げた結婚式はおふたりらしい空気感をまとったものになると思います。結婚式のプランは決まり事が多い場合もあり、その中で決めていくことになりがちですよね。でも決まり事だからと押し付けるのではなく、おふたりの想いを積み重ねて出来上がった結婚式にしたいと思っています。悩んでいらっしゃる方には、思い出のお写真、お母様とどんな話をしたか、お父様はどんな本を読んでいたか、「そういう些細なところに答えがあるんだよ」と伝えたいです。おふたりの思い出や気持ちから答えを導き出してプランニングをすることで、元々の思い出がより深いものになるはず。「何がおふたりらしいのか？」をしっかり話し合って結婚式を育んでいきたいです。