…the day.Produce
中澤 さとみさん (2/6)
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中澤 さとみさん (2/6)

土地の造成から手がける、こだわり抜いた会場作り

“プロ中のプロ”に気づかされたプランナーとしての在り方

【印象に残るプランニング】

ニセコで行った、1泊2日の完全オープンエアーなウエディングです。会場は“羊蹄山が見える場所”を重視して場所の選定をした結果、土地の造成、仮設トイレの検討、来賓アーティストのライブのための音響整備など、準備期間は10ヶ月に及びました。地元企業の方と創りあげたいという気持ちもあったので、交渉の部分も大変でした。

実は、ご新郎ご新婦様やそのご親族の方々は、起業やプロデュースに携わるいわばプロ中のプロ。同時期に新婦様がウエディング事業を立ち上げをされ、その立ち上げのサポートもウエディングプランニングと同時並行で行い、結婚式は皆様の今後のお仕事に関わる重要なイベントという位置付けでした。打ち合わせが始まった当初の私はすべて自分でプランニングをするべきだと思っていましたが、お客様はアイデアも経験も豊富なプロの方々。非常に苦しみました(笑)。結婚式が成り立ったのは、個々同士、本当の意味で頼り合うことができたから。それぞれのプロが個々の力を発揮して成り立たせてくれたと思っています。立ち上げメンバーとして皆で本音でぶつかったり迷ったりを繰り返すうちに、私が全部プランニングをするより、「マネジメントという形で関わる方がうまくいくのでは?」と気づきました。

結婚式は、当日のお昼から翌朝まで続くものでした。お昼に人前式、来賓ありの披露宴を終えてからキャンプ場に移動して2次会。夜は全員で焚き火を囲んで、翌朝はみんなで朝食を食べるまでという長時間の結婚式でした。100名越えのゲストの方々を、空港や札幌駅から遠く離れたアウトドアな会場にお連れすることからまず苦心しましたが、それぞれのプロの力に頼ることができたからこそ成立したと思っています。担当させていただいたことで、“この先どう生きるか”“どう働くか”を考えさせられるきっかけになった結婚式でした。結婚式の2日間、すこんと晴れてよかったです!

インタビュー日: 2018/05/16
インタビュー日: 2018/05/16
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