…the day.Produce
中澤 さとみさん (1/6)
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中澤 さとみさん (1/6)

人と深く関わることができる職業を探して…

求人情報誌で出会ったウエディングプランナーに!

【ウエディングプランナーになったきっかけ】

20歳の頃、人と関わることが好きで飲食店でアルバイトをしていました。接客業として楽しかったのですが、もっと深く人と関わりたいと考えて本格的に仕事を探し始めました。自分の中で大切にしているのは、“思い出をつくる”ということ。「人は目が見えなくなっても、耳が聞こえなくなっても、思い出は思い出せるかもしれない。豊かな人生だったと思える理由の一つは思い出かもしれない。」と考えたからです。ただそれがどんな職業なのかはわかりませんでした。そんなある日、立ち読みしていた求人情報誌で「ウエディングプランナー」という仕事を見つけました。適性のチェック項目を試しにやってみると全部当てはまるように思い、「これだ」と自分の中でピンときて、すぐに札幌のウエディングプランナー養成スクールに入学しました。

半年間通い、養成スクールを運営している結婚専門式場に施行アシスタントとしてアルバイト入社。翌年社員になり、ドレススタイリストの部署を経てプランナー部署に転属。6年間の経験を積みました。入社当時はお客様との打ち合わせから結婚式の立会いまでを行い、たくさん成長させていただいたと思っておりますが、やがて会社の体制も変わり、次第に分業制にシフトしていきました。今後の自分の在り方を考えた時、やはり私は“初めまして~お幸せに”までを見届ける存在でいたいと思い、転職を考えるようになりました。

その後、広告代理店のウエディング事業・フォトスタジオ事業の立ち上げメンバーとして転職。広告代理店での仕事はウエディングだけにとどまらず幅広いものでした。そこでは年配の方々と触れ合う機会も多く、とても可愛がっていただきました。たくさんのお話を聞くうちに「この人たちの思い出を形に残したい」と思うようになり、“その人らしい遺影写真を撮影する”という企画を会社に提案しました。

ウエディングと遺影写真は真逆のことと思われるかもしれませんが、“思い出を作ること”と“その人が人生で育んできたものを形に残すこと”はどちらも人の人生に関わる仕事で、私の中で矛盾はありませんでした。ただ、結果的に会社からは却下されてしまいました。数ヶ月考えましたが「やっぱりどちらも私にとっては矛盾はなく同じこと。だったら自分でやるか!」と思い立ち、会社に相談し独立を決意しました。

インタビュー日: 2018/05/16
インタビュー日: 2018/05/16
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