HAKU
柴田奈々子さん (1/8)
HAKU
柴田奈々子さん (1/8)

「家族で創った、手作りの結婚式」

私がウェディングプランナーを目指したきっかけは、幼少期の両親の再婚でした。当時の私は家族の変化に対応できず、新しい父とどう関係を築いたらよいのか分からなくて、幼いながらに不安を抱えて毎日を過ごしていました。そんなある日、兄2人が母と新しく父となった二人に結婚パーティーを開催してあげよう!と企画をし始めたんです。私は何もできず静かに様子を見ていたのですが、準備の時から彼らが毎日笑顔を浮かべていて、とっても楽しそうだったんです。パーティー当日も 、家族みんなが“幸せを共有している”と感じられる空間が自然と生まれているのをみて、凄く感慨深くて。
きっと家族全員、その時間でなんだか心が浄化されて。私自身、新しい父を自然に「お父さん」と、呼べるようになっていました。

自分が進路を考えるようになった時に、この体験がとても大きく心に残っていて、結婚というものについてものすごく考えるようになりました。結婚することって自分だけでなく、周りの人の人生をも変える力を持っているんだ、と。母が色々な苦労がありながらも私たちを大切にしてくれた姿を見てきて、きっと自分もいつか母のように、家族のために時間を使うようになるだろうな、と感じていました。だから、女性として働けるのは限られた時間だと思ったんです。その限られた時間の中で、自分はどんな喜びを創ることができるのか?幼少期に感じたような幸せをカタチにできる仕事はないか?と考えた抜いた時に、ウェディングプランナーという選択肢が一番だ、と思ったんです。

結婚式って、それだけでもうとてもあたたかくて素敵なものですが、その力に頼るだけでは足りないと思うんです。私自身が幼少期に、手作りの結婚式で感じたような心の変化が起こるくらい、一人ひとりの“想い”に寄り添えてこそ、本当の意味での結婚式ができるのではないかと感じています。
だからこそ、家族関係の悩みを抱えている方も、家族や友人ともっと深く寄り添いたいと考えている方も、その想いをお話いただきたいんです。おふたりの人生にとって、唯一無二の存在。というと大袈裟かもしれませんが、そのくらいの存在になりたいと思っておふたりに寄り添っていますし、自分以外のプランナーでは代わりがきかない仕事をして行こうと心に決めてプロデュースをしています。

プロフィール Profile
所属会場 Hall Information