【印象に残るプランニング】
印象に残っているプランニングといえば、新郎新婦様が作曲されたオリジナルソングを、披露宴でゲストの皆様と一緒に歌った結婚式です。
小さい頃から音楽が好きで、出会いのきっかけも音楽というおふたりでしたので、音楽をテーマに「結婚式でおふたりの皆様への感謝の想いを伝えませんか？」と提案しました。しかしおふたりの答えはNO。なぜだろうと思い理由をお伺いしたところ「自分たちはもちろん、ゲストにとっても音楽が身近にあるからこそ、音楽を演奏したりするようなありきたりな結婚式にはしたくない」とのことでした。そこで違うテーマでお話を進めましたが、やっぱり私の中で、もっとおふたりらしい想いの伝え方があるはずだと考え直しました。おふたりのことを知れば知るほど、「これは音楽でおふたりの想いを表現しないと！」と強く感じました。
そこで、「誓いの言葉を歌詞にしたオリジナルソングで感謝の気持ちを伝えるのはどうですか？」と提案。おふたりにも「それはすごくいいですね！」と大変気に入っていただき、オリジナルソングを手掛けていただくことに。
「心に響く音楽のように、愛し愛される音楽のように…
皆さんにずっと支えてもらえるようなふたりになっていきたい…」
そんな未来への想いを込めたオリジナルソング。
結婚式当日は、歌詞カードをゲスト席にご用意し、中座中、新郎新婦様の練習風景を映像で流しました。おふたりには、ただ自分たちの想いを伝えるだけじゃなく、「会場の皆さんが一体となって、どうかこの日を記憶に残る一日にして欲しい」というご希望がありましたので、ゲストの方々にはその映像を見ながら歌の練習をしていただきました。そして、結婚式の最後の結びのシーンで、新郎新婦様が演奏する中、みんなでオリジナルソングを歌い、会場中が一体となりました。おふたりの想いが届いた時間。結婚式お開き後には、新郎様も新婦様も泣いて喜んでくださったので、私にとっても心に残る結婚式となりました。
