マリンタワーウェディング&スカイセレモニー
近藤 楓さん (2/8)
マリンタワーウェディング&スカイセレモニー
近藤 楓さん (2/8)

多くの現場を経験しているからこそゲストの目線がわかる

“会場の皆さんに楽しんでいただける”最善の方法を模索

【プランニングのこだわりや気をつけているポイント】

たくさんの現場を経験しているので適切なアドバイスを送ることができますし、常にゲスト様の目線を大切にしています。過去には、マリンタワーだけでなく、“キングの塔”と呼ばれる神奈川県庁大会議室での挙式や氷川丸での船上挙式などにも携わらせて頂き、何もない0の空間から華やかな挙式会場に仕立て上げる素晴らしさも経験させて頂きました。「感謝の思いを伝えたい!」「みんなで盛り上がりたい!」など、主役のおふたりに合ったテーマを決めてそこに合ったシーンを演出することが多いのですが、その会場ごとの魅力を引き出し、雰囲気作りを大事にすることを心がけています。

まずは初回の打ち合わせで、おふたりが「どんなことをしたいのか」「どんな想いを伝えたいか」などを伺い、プランナーとしてどのような演出ができるかをご提案。新郎新婦様の目線だけでなく、自己満足で終わらないように、ゲストのみなさまが一丸となって楽しめるような工夫やリアルなご提案をいつも心掛けています。

以前、新郎新婦様から「全員で何かを作る演出をしたい」というご希望があり、「フルーツビネガーセレモニー」を行ったことがあります。お打ち合わせ当初は、おふたりがテーブルを回る際、おふたりがお持ちになる容器に「ゲストにフルーツを入れてもらいながらテーブルラウンドしたい」とおっしゃったのですが、お酢が入った7Lもの容器にフルーツを入れてもらうとドンドン重くなってしまうのを想像するとさすがに大変(笑)。それであれば、「おふたりがご中座中に、ゲストの皆さまにカットフルーツを容器に入れて頂き、その後お酢を注ぐセレモニー形式にした方素敵なのでは?」とご提案させていただきました。

本番では、ゲストの皆様がカットフルーツを入れた容器に、再入場した新郎新婦様、親御様も含めたご両家にお酢を注いでいただき、最後に皆様の愛情と新郎新婦様の幸せを封じこめるように蓋をしていただき、会場からは大きな拍手が沸き上がりました。熟成させて出来上がった果実酢は、完成の頃合いでもあるおふたりの“ご結婚半年記念日”に開封していただくよう、ご提案致しました。後日、館内のレストランにお食事にお越しになった際に結婚式のことを思い返しながらおいしくお召し上がりいただいたと伺った時はとても嬉しく思いました。些細なアイデアではありますが、会場の皆さんに楽しんでいただける最善の方法をご提案させていただきます。

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