ホテルボストンプラザ草津
倉橋 広樹さん (3/7)
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倉橋 広樹さん (3/7)

ウエディングプランナーが冷静に判断を

打ち合わせの過程で少しでもお二人のストレスを減らす

【印象に残るプランニング】

正直なところ、担当させていただいたお客様それぞれに違いがあり、どれも印象に残っています。どちらかというと、結婚式当日よりもそれまでの打ち合わせの過程の方が、後から思い返してみて印象的というか、思い出に残るケースが多いですね。

新郎様と新婦様の意見が食い違い、どちらも引かない、引けない状況の中で、お二人とも納得できる答えを一緒に考えること。または、結婚式に対してのイメージがあまりないお客様に対して、様々なアイデアをご紹介し、少しでも自発的に「やりたい」と思う演出や内容を組み込んでいくこと。そんな打合せ時に起きる様々な要素が、私にとってはどれも印象深いです。

その中の例を出すと、ケーキの打ち合わせをしていたカップルのお二人がそのデザインでお互い一歩も引かないことがありました。新婦さんの方は、キャラクターが好きなので可愛らしいケーキを作りたい。ですが、新郎さんは釣りが大好きなので、海で釣りをしている感じのケーキにしたい。そこから一歩も譲らず、今からケンカが始まってしまうのではないかと思うほど。

そこでご提案したのが、1段目に新郎さまご希望の海をモチーフにしたもの、2段目に新婦さまご希望の可愛らしいものをモチーフにして、キャラクターが釣りをしているポーズをしている2段ケーキでした。

それに対してお二人は納得してくださり、スムーズに打ち合わせが進むようになりました。そういうご提案をして、それまで前に進まなかったことが前に進むようになることは嬉しいなと感じます。

他にも、お二人が決めていくプランニングに対して、後の方になって親御さんと意見が対立することもあります。そういう場合、距離が近すぎてどうしても感情論になってしまいます。そこを、第三者の我々ウエディングプランナーが冷静にその状況判断し、双方にしっかりと理解していただくようにしています。とても難しいところでありますが、後々になってもそういう時の光景って自分の中で覚えているものなのですよね。

結婚式当日よりも打ち合わせの期間の方が長いので、そこでいかにお客様のストレスをなくすことが一番重要なことだと思っています。

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