Marryaid(マリーエイド)
魚嵜 史子さん (3/9)
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魚嵜 史子さん (3/9)

家作りがお仕事のカップル、結婚式のテーマは「NEST~巣み家~」

歌手を目指していた新婦様は手紙の代わりに歌を披露

【印象に残るプランニング テーマ:NEST~巣み家~】

家作りのお仕事をされているおふたりの結婚式も印象的でした。私ども同様に、おふたりのお仕事もお客様のヒアリングから始まるそうで、「どんな家庭にしたいか」「家族構成はどうか」など細かく話し合いをしながら家を作り上げていく作業は結婚式と似ているとおっしゃっていたことを覚えています。おふたりの「つらいことがあっても、帰ってきたら『ただいま』『おかえり』というひと言があるような、温かい空間を作っていることが誇りです」との言葉が、結婚式のテーマのひとつとなりました。
もうひとつは「巣」です。鳥が大空に羽ばたいて、親鳥の元に帰ってきて休んで、また飛び立っていく。巣は立ち止まる場所でもあり、出発する場所でもある点は家作りに共通するということで、巣=「NEST~巣み家~」をテーマにしました。

おふたりは披露宴のみのご予定でしたが、「NEST~巣み家~」というテーマに合う温か味のある木目のチャペルを特別に使用しました。ナイトウエディングでしたので、チャペルに続く道にキャンドルを置き、とても雰囲気のあるものになりました。ゲストの方にとっても、キャンドルがチャペルまでの道しるべになって、よかったのかなと(笑)。

そして新婦様は手紙を読む……のではなく、「手紙」という歌を披露されました。実は、新婦様の子供の頃の夢は歌手になることで、ご両親に高額なスクールに通わせてもらっていたことを感謝していらっしゃいました。でも歌っている姿を披露したことがなかったとお聞きし、結婚式で披露することをご提案したんです。ご自身の結婚式で歌うということは、ご本人にとっても親御さんにとっても、夢が叶うことになると思いまして。新婦様が「歌手になることが夢でしたが、親に披露したことがなくて。今この場で、みなさまにもお聞きいただきたいので歌わせてください」とご挨拶されると、ご両親は号泣されました。歌の間も涙が止まらず、ずっとハンカチ越しに新婦様を見ていらっしゃって。結婚式とは家族の絆がより深まる時間だと、新婦様のご両親の背中を見ながら改めて思いました。

NEST~巣み家~の当日の様子をもっとのぞいてみる

インタビュー日: 2018/08/09
インタビュー日: 2018/08/09
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