フォトグラファーインタビュー/ノーブルジャパン
本コラムでは、今後の未来を見据え、積極的に採用活動を推進している企業で活躍する“人財”にスポットライトを当て、どのような想いで入社をし、現在の担当業務に携わっているのかをインタビューさせて頂きましたので、イキイキとチャレンジしている方の声を届けさせて頂ければと思います!
今回は、スタジオノーブルジャパンの渡辺様にインタビューさせて頂きました!
ノーブルジャパン
フォトグラファー
渡辺 優様
Q、現在の仕事内容を教えてください!
現在、入社して3年半程度が経過しカメラマン業に専念しています。平日は前撮り、週末は婚礼のスナップ撮影をメインに仕事をしています。
私が入社した時期は、ノーブルジャパンが立ち上がってから半年ぐらいのタイミングでもあった為、配属されてからすぐに先輩方の撮影アシスタントやアルバムのデータ納品、お客様への納品物の仕分け等、幅広い仕事を担当致しました。
実際にカメラのシャッターを切り出したのは、入社してから2ヶ月目ぐらいです。撮影量の少ないプランのお客様から担当し、少しずつステップアップしていく感じで、週末は先輩社員と一緒に婚礼のスナップ撮影現場にサブカメラマンとして同行し技術を磨いてきました。
元々カメラマンではなく、学生の頃からアルバイトをしていたラーメン屋に大学卒業後も就職して勤めていたので、実は、就業期間が長いのはラーメン屋です。正社員として5年ぐらい働いていました。
それから、元々車が好きなこともあり、自動車業界に転職したのですが、買取の営業が自分のやりたいことと一致せずに1年程で退職することを決め、趣味としても好きだった写真を仕事にしようと思い、創和プロジェクトに入社しました。
Q、創和プロジェクト様への入社の決め手は何でしたか?
ラーメン屋で一緒に働いていた方が、ホテルの写真室での勤務経験をお持ちの方で、紹介で創和プロジェクトのことを知りました。
札幌内でも様々なスタジオや結婚式の会場があり、どのように決めるべきか悩んでいたところ、「結婚式を心から楽しんでいる方々を撮りたいと思うなら、一度受けてみてはどうかな」と背中を押してくれたことが、大きなきっかけであり、決め手に繋がっています。
元々、人を撮るのが好きで、お祭りやイベントに参加する時は、必ずカメラを持っていましたし、自分が趣味で写真を撮っていることを知っている友人から「プロフィール写真撮ってほしい」とお願いされることもあり、人の写真を撮っているのが純粋に好きだったので、転職先を相談していたこともあり、ご縁を感じています。
入社前は、結婚式は全く触れてこなかった世界でもあった為、結婚式に関わる写真の世界観がイメージできず、どういう世界なのかとワクワクと不安な気持ちでいたのですが、入社後、早い段階で現場に入ることができたので、新鮮な出来事の連続で、とても楽しかった最初のスタートの1年だったなと振り返ると感じています。ここまで沢山の写真を撮らせてもらえると思っていなかったので、良い意味でのギャップを感じている日々です。
Q、未経験者がデビューするまでに研修などはありましたか?
中途採用でもあった為、研修プログラムを受けるスタイルではなく、先輩と同行しながら現場で知識・スキルを身に着けていきました。カメラの機能のことから撮影のノウハウ、衣裳の直し方や綺麗な見え方等、基本的なところから応用編まで幅広く教えてもらいました。
スタジオでの撮影の場合、メインカメラマンがいて、アシスタントという役割もあるのですが、先輩カメラマンのアシスタントとして基礎を磨いてきました。「ここにストロボを置いて」・「こういう写真を撮るからストロボの先端にはこれを付けて」や、衣裳の直し~和装の形づけ、ブーケの持ち方等、実際に写真を撮影する以外の技術・知識をたくさん教わりました。
綺麗に撮影するノウハウは、日々のアシスタントをしながら学ぶことが多いです。スタジオでは三脚を使って撮るので、メインのカメラマンがシャッターを切って、アシスタントはストロボやディスプレイを移動した方が良いか指示をもらい、一緒にモニターを見ながら、実際に綺麗に仕上がっていることを確認して学んでいきます。
Q、仕事以外でも、日常生活の中で意識的にやっていることはありますか?
カメラマンになって、自分が意識的にやっていることは、日常生活の中で、常に光を見るようにしています。
例えば、プライベートでも写真を撮ることが好きなので、カフェに入った際、店内に差し込む光を見て「この辺に座ってみようかな」「この辺りだと素敵な写真が撮れそうだな」と判断しています。綺麗な写真を撮る為のポイントは、光であることを深く理解してから、意識的に見るようになりました。
婚礼の現場においても、自社会場で撮り慣れた場所では、撮影ポイントが理解できているのですが、お客様のご要望に合わせて、不慣れなロケーションや行ったことがない会場で素敵な写真を撮影するときは、奥に広がる背景等も見るのですが、どこが一番綺麗な光が当たっているかを必ずおさえるようにしています。
Q、やりがいを感じる瞬間は、どんなときですか?
全ての撮影でやりがいを感じているのですが、特に感じるのが、結婚式の撮影に入る時、新郎新婦のおふたりから両親への感謝の時間(サンクスタイム)を撮影する時です。
子供の頃からのエピソードを聞きながら、様々な過去の思い出があって、今があることを理解した上で、手紙を読み上げる新婦の方の表情や優しく隣で聞いている新郎の表情、そして、これまでのことを思い返しながら、涙を堪えてメッセージを聞いているご両親の表情を撮るときが一番やりがいを感じます。
それぞれの情緒が一番見える瞬間で、嬉しくておめでとうという感情と旅立っていく寂しい感情やお互いに対しての感謝の気持ち等、いろんな感情が混ざってるのがサンクスタイムだと思うので、楽しさとは少し異なりますが、個人的にはとてもやりがいを感じてシャッターを切ってるシーンです。
Q、これまでを振り返って、印象的なエピソードを教えてください。
2年程前に担当したお客様なのですが、新婦の中座のお相手がお兄さんで、サンクスタイムのお手紙で、両親への手紙の後にお兄さん宛の手紙朗読がありました。
新婦が学生時代に大きな病気を患い、内臓の一部を誰かに分けてもらわないと生きることができないと診断を受けた際、ドナーになったのがお兄さんで、「これからも一緒に生きていこうね」と手紙を読んでる時、お兄さんが今まで見たことないぐらい男泣きをしていたシーンです。一番忘れられない中座の瞬間だったと今でも思います。
Q、創和プロジェクト様らしさは、どのようなところだと感じますか?
明確に違いを感じるのは、スタッフのホスピタリティです。お客様に対しても、新郎新婦様・ゲスト・親族と分け隔てなく、質の高い良いサービスをするのが、私たちらしさじゃないかと感じています。
「質」というとホテルの丁寧さみたいな感じがイメージされますが、私たちは、それぞれに合わせた愛のあるサービスを大切にしています。
カメラマンとしても、ただ撮影するだけでなく、ホスピタリティも大事にしており、なるべく新郎新婦とコミュニケーションを取るようにしています。カメラマンは、ゲストと一言も喋らなくても、仕事としては完結させることができます。
新郎新婦様と挨拶をし、新郎新婦様をメインで撮り、友人ゲスト・親族もバランス良く撮影すれば、スナップ撮影は成立するのですが、カメラマンもいちサービススタッフとして、お客様と会話を楽しみながら接客する方が、素敵な写真が撮れることに気付きました。
学生の頃から続けていたラーメン屋は、カウンターのみの小さいお店でお客様と喋る機会が多かったこともあり、これまでの経験が、現在のカメラマンとしても活かされていると感じています。
Q、新郎新婦のお2人と関わる中で、何か意識的にしていることはありますか?
結婚式当日、新婦を撮影する時は、いつでも一番美しく撮ってあげたいという思いがあります。
やり方は様々ですが、常に頭の中にあります。もちろん、新郎も格好良く撮りたいのですが、一着のドレスにかける想いが強い新婦の想いを叶えたいと思っています。あとは、その場の雰囲気も含めて、おふたりらしい自然体の姿・表情を引き出せるように工夫しています。
前撮りでは、お客様と喋りながら向き合える時間が長いので、写真を撮りながら、撮影過程も楽しんでもらえるように意識しています。特に新郎は、前撮りだと緊張して来るので、撮影中の会話も大事にしています。
その中で、新郎と少しずつ距離が近づき、仲良くなっていくと、撮影前はとても緊張していたのに、段々と自然な笑顔が出せてきたり、新郎の表情が和らぐと新婦も一緒に表情が明るくもなるので、カメラマンとして、その過程を間近で見れるのは面白いなと思います。自分自身が男性であることも大きいと思うのですが、新郎の懐に入っていく方が得意で、仕事や趣味の話から会話がはじまり、新郎と盛り上がっていると新婦とも仲良くなれるケースが多いです。
Q、これから一緒に働きたい人や求めている人物像を教えてください!
きっかけは様々だと思うのですが、写真が好きな方とお会いしたいと思っています。
写真は好きだけど仕事にはせずに、自身の趣味の範疇で続けている方は、たくさんいるのではないかと思っています。特にここ10年ぐらいで写真がより身近になっていると感じています。
各メーカーから出る初心者向けのカメラの数も多いですし、SNSの投稿数・写真のレベルを見ていても、写真文化が根付いてきているように思います。
写真好きな方の中でも、風景や乗り物を撮ることが好きな場合は、その想いをカタチにできる業界が良いと思いますが、人物を撮ることが好きな方は、どんどんブライダル業界に飛び込んできてほしいと思いますし、私は自分自身がそうであったように、そんな方々とご一緒できたらと思います。
未経験者の方でも仕事を楽しめる環境・体制が整っているので、是非、チャンレンジしてほしいと思っています。
Q、未経験の方でどうしても難しそうと不安がある方にアドバイスするなら、どういう声をかけますか?
ウェディングのカメラマンとして撮影する上で、とても重要であり難しいな感じるところは、対人コミュニケーションではないのかと思っています。
写真を撮る技術として、ライティングやポーリング等の専門技術はあるので、その難しさももちろんあるのですが、緊張をほぐして一緒に楽しませて笑顔になる時間を増やすことが大切であり、難しい部分でもあります。
お客様の立場になると写真だけで評価できるわけではないので、特に前撮りになると、撮影写真の綺麗さだけでなく、撮影過程でどれだけお客様が楽しい時間を過ごせたか、満足してくれたという体験価値も含まれます。
最終的に、お客様が楽しい時間をお過ごし頂けていれば、同時に素敵な写真が撮れているものです。
私が未経験の方に教えるときも、専門技術を学び習得していただいた上で、最後は「お客様と楽しもう」と繰り返しお伝えしています。
現在、積極的に採用活動中です!興味をお持ちの方は、下記のURLより、募集内容を確認の上、エントリーをお願い致します!
*募集内容/エントリーフォーム:https://www.sowaproject.jp/careerlp/
◆会社概要
創和プロジェクト株式会社
住所
札幌市中央区北1条西3丁目3番地 敷島プラザビル8階
設立
創⽴昭和61(1986)年5⽉
資本金
1,000万円
従業員数
202名(令和5年3月現在 ※アルバイト、パート除く)
代表者名
近藤 啓輔
事業内容
・ブライダル事業
・レストラン事業
・婚礼貸衣裳事業
・インポートドレス卸事業
・式場斡旋事業
・ブライダル関連事業
・結婚相談所事業