学習意欲を向上させるARCSモデル

最終更新日: 2023年05月05日

ARCS(アークス)モデルとは、アメリカの教育心理学者ジョン・M・ケリーによって提唱された、「Attention(注意喚起)」「Relevance(関連性)」「Confidence(自信)」「Satisfaction(満足)」の頭文字をとった言葉で、学習意欲を向上させる方法をモデル化したものです。

学習者の学習意欲向上・モチベーション維持のために、指導者が取るべき行動として提唱されました。学校などの教育現場のみならず、企業の研修や日頃の育成場面などにも幅広く活用されています。

学習において、内容がどんなに充実していても、学習者の意欲が前向きでなければ十分な学習効果は得られません。そうなってしまうと、指導者の熱も冷めてしまいますね。

このモデルは、4つのステップから成り立っています。

まず、学習者の「Attention(注意喚起)」を仰いで興味を引き出したり、「Relevance(関連性)」を見いだすことで過去の経験や自身の将来の目標と絡めて自分事として捉えさせます。そして、学びを通して成功体験を重ねて「Confidence(自信)」を持たせながら、自身の努力によって得た自信で「Satisfaction(満足)」感を持ち、新たな学習にも前向きに取り組んでいきます。

指導者としては、学習者の知的好奇心や興味関心を刺激し、学習効果が最大化される自発的な探求心を芽生えさせ、「Attention」「Relevance」「Confidence」「Satisfaction」の4つの体験を経てモチベーションを保たせていく必要があります。

ブライダル業界ではどうでしょうか?マネージャー・メンターなど指導者の皆様は、学習者の気持ちを高めながら育成ができていますでしょうか?

すべての育成においてARCSモデルを活用することは難しいかもしれませんが、後輩や部下の目標や将来なりたい姿から逆算して必要な知識を習得してほしい!と考えているマネージャー・メンターの皆様にはぜひ活用していただきたいです!

学習の中で、学習者自身の「やればできるかも…!」というマインドに繋げ、得たスキルを発揮する場面を用意したり、正当な評価を得られる環境があるとモチベーションが上がります。モチベーションをコントロールしながら、日々のお仕事に前向きに取り組めるといいですね!

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