プランニングするうえでのこだわり
ポイントとしては、淡々と進めていくのではなく、お二人とどれだけ親密になることができるかということを意識していますね。初対面でなかなか心の内というのは話せないと思うのですが、なるべくお二人の近くに寄り添えるようなウエディングプランナーになることでお二人の心の内の本当の想いを聞いていくことができると思っています。最初は二人も気づいていなかった、本当の想いを引き出すようにしています。
私は新郎新婦さまに必ずあだ名を付けています。最初のカウンセリングでお会いして、まず最初にあだ名を必ず聞いています。あだ名がなかった場合は私が付けます(笑)。あだ名で呼ぶことで親密度が変わってくるので、私のこともあだ名で呼んでいただいています。
それ以外にもお二人と親密度を上げるために例えば新郎新婦さまが美容師さんだった場合はそのお店に実際に伺って髪を切りに行きます。結婚式の打ち合わせ以外にもお二人とお会いさせていただくことで距離がギューっと縮まっていくと思うんです。さらに仕事をしている姿を見ることでお二人の人柄をより知ることもできます。そういった事で距離を縮めていってお二人の心の内を何でも話していただけるような関係性を築いていくということを大切にしています。
私の中では、いい意味でオン・オフはありません。結婚式をしている時も打ち合わせをしている時も、ふと我に返ったときに、あれ?仕事をしていたんだっけ?と思うほど楽しくてあっという間です。それくらい毎回楽しみながら打ち合わせなどを行っています。オン・オフ関係なく、自分が楽しくてワクワクすることをやっているというイメージです。
結婚式に関係することを楽しむことももちろんですが、自身のプライベートな部分も全力で楽しみ、幸せを感じるということも自分の中で大切にしています。毎日、今日一日の中であった良かったことをメモに残しています。そうすることで小さな幸せも見逃さないようになり、些細なことにも感謝ができるようになり、自分の幸せにつながっていくのです。そして自分の内面も磨かれ、日々の充実感を感じ、新郎新婦様にポジティブな感情でご提案ができるようになり、「おっくんと話していると元気になる!話していて楽しい!」と言っていただけるようになりました。
講演会によく行くのですが、「言葉の力」という公演を聞いた時に「肯定語」というのを学び、良い、前向きなきれいな言葉は人をより良くしてくれる。人にいい言葉を掛けていくと言葉を掛けた相手もパワーを受け止め気持ち良くなるし、自分もより良く成長していける。普段の何気ない言葉を大切に、新郎新婦のお二人と親密な関係を築き、人が普通では気づかないようなささいなことに気づき、想像を超えるポジティブなご提案をしていくこと。それが僕の使命です。