【印象に残るプランニング ep.2】
明るく目立つことが大好きな新郎様と、優しくておだやかな新婦様の結婚式が印象に残っています。おふたりのご要望は「ゲストへ感謝を伝えること」「見たことのないちょっと変わった結婚式」の2つ。
これまでのおふたりのお話を伺っている中で、新郎様から新婦様へ「一緒に住もう」と伝えたり「プロポーズ」をするタイミングはいつもディズニーランド。世界観や非日常感がおふたりをワクワクさせ、さらには想いを伝える勇気もくれる、そんな魔法の力がディズニーランドにはある、そうおっしゃっていたんです。
そこから、ディズニーランドの要素を結婚式に取り入れることになりました。でも、ただキャラクターを飾るとか表面的なことではなく、おふたりもゲストの皆様もワクワクして楽しめて、普段伝えられない想いも伝えられちゃうような空間をご用意したいと思って、おふたりのテーマパークをつくりましょう!とご提案しました。
結婚式のテーマは「ドリームランド」。会場内に4つの島を作って、島毎にスタッフのコスチュームも変えて「ようこそドリームランドへ!」とお出迎えしました。
待合室は「エキサイテッドランド」。ポップコーンバーによる香りの演出や、スタッフによる突然のマジックショーで、ゲストのわくわく感を高める場所に。待合室からチャペルへ行くまでが「ヒストリーランド」。おふたりの小さい頃から今に至るまでの写真を順に飾り、歴史を感じながらたどり着いたチャペルは永遠の愛を誓う「エタニティランド」。
そして披露宴会場の「マジカルランド」では、お色直し入場で新郎新婦様とスタッフでダンスをしながら入場したのですが、実はおふたりの中座中にゲスト全員にダンスをレクチャーし、入場するとみんなが踊っているというおふたりへのサプライズがあったり。また1人1人に感謝を伝えることにも着目し、席札の中にメッセージを隠して、エンディングに入る前に司会のコメントで隠されたメッセージを全員で見る時間を設けました。一斉にメッセージを開いた瞬間、泣いたり笑ったり。楽しさと感動を感じられるように工夫しました。
ディズニーランドが好きだからテーマにする、ではなくなぜそれがわくわくするのか?どうしたらそういう世界観になるのか?と、視点を変えて考えたことで、おふたりやゲストのたくさんの素敵な表情が見られた結婚式となりました。