【プランニングのこだわり】

新郎新婦様と友達のような近しい関係性を築き、いつでも相談できる相手でいられるようにこまめに連絡を取れるよう、努めています。結婚式は失敗が許されない場なので、密に連絡が取れるという点では、むしろ私のほうが助かっているのかなと思います。「この時間にこういうことを考えていらしたのか」など、それまでは見えなかったものが見えてくることで、お気持ちを理解する助けになります。以前、結婚式の会場に所属していたときは、打ち合わせは1、2時間しかできず、もどかしさがあって。「もっと何かできたんじゃないか」という気持ちがいつも残っていました。距離が近いところに居られるのが、フリーランスになってからうれしいことですね。

また、「結婚式はこうあるべき」と堅苦しくならないように、でも押さえるところは押さえることが大事。ゲストのみなさまはおふたりがこれから人生を歩んでいくにあたり、とても大切な方々です。失礼のないよう、そして楽しんでお帰りいただけるよう、常にゲスト目線を忘れずに気をつけています。
そしてもうひとつ。最初に勤めたホテルは、今は閉館し駐車場になってしまいました。仕方のないことですが、思い出の場所がなくなることは寂しいです。そのことがあってから、神社やお寺など絶対に無くならないところで結婚式をしたいと、“鎌倉”という地にこだわるようになりました。