VOUS BRIDAL
鶴野 蒔咲子さん (2/5)
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鶴野 蒔咲子さん (2/5)

自分自身の結婚式をプロデュースしたことで気が付いた

「新郎新婦に寄り添う」という言葉の本当の意味と大切さ

印象に残るプランニング

都内のスタジオを木々の緑でアレンジし、本物の森の中で挙げているような結婚式や、ふたりの思い出の街「横濱」をモチーフにした結婚式など、たくさんのプロデュースをさせていただいていますが、どの結婚式も印象に残っていて、ひとつ選ぶということはどうしてもできません。

強いて言うなら、昨年セルフプロデュースで行った私自身の結婚式です。石垣島で「楽園」をテーマに、大切な家族、友人に協力してもらい大好きな歌やダンスを堪能する楽しい時間となったのですが、強く心に残っているのは「花嫁さんってこんな気持ちなんだ」という気付きでした。

ウエディングプランナーを9年やっていて、初めて自分が花嫁と同じ立ち位置になり、改めてリアルな花嫁の喜びや不安を感じました。

「花嫁ってこういう時に泣きたいんだ」とか。自分がみんなのことを想って一生懸命考えたことを両親に反対されたり、うまくいかないこともひとつずつ壁を乗り越えなくてはいけない。セルフプロデュースだったので全て自分で考えないといけない中、毎日「花嫁の気持ち」を感じて、改めてウエディングプランナーの大切さということを感じました。

自分の結婚式を行うまでは、新郎新婦のためにプロとしてどう牽引していこうかとかサポートしていこうかとか、ありとあらゆるスキルに長けていないといけないと思っていたんですけれども、結婚式の後から、それも大事だけど、いかに気持ちに寄り添えるか、ということが大事だという想いが芽生えました。

いい時ばかりではないので、何があってもおふたりの味方でいたい、おふたりが夫婦である限り向き合いたいと、改めて気付かされた経験でした。

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