退職金の種類と制度内容について

最終更新日: 2021年05月07日

長期的な将来のキャリアを考え、就職・転職活動を進める上でも確認しておきたい点が、退職金の制度についてです。
キャリア相談を受ける中でも個別に相談を受けることがあり、ニュースで、老後2000万円必要だということが話題にもなり、それぞれが考えている点でもあるかと感じております。

「退職金制度」とは、一般的に定年を迎えた従業員に支給する制度ですが、法律で支給しなければならないとされているものではなく、各企業で定めている制度である為、金額などはそれぞれ設定しており、制度自体が無い企業もあります。

今回のコラムでは、退職金制度の種類について、取り上げさせて頂ければと思います。本コラム内では、3つの制度について記載させて頂きます。

①退職一時金制度
役職や勤続年数等によって定められた一時金を退職時に一括で受け取る制度です。一般的に理解されている制度内容で、勤続年数が少ないと支給されない可能性もあります。

②確定給付企業年金制度
従業員が受け取れる給付額が予め確定されている企業年金制度です。
企業が外部に掛金を拠出し、運用会社に委託・資産運用を行い、必要な年金原資を準備します。受給者の受け取り額は確約している為、運用がうまくいかなかった場合は、企業側の責任となり、追加で補填を行って頂くことが可能です。

③確定拠出型年金制度
会社が拠出する掛金が確定している企業年金制度です。
確定給付型とは異なり、従業員が運用責任を負い、退職後に受け取る年金額は、運用結果によって変動します。現在、着実に普及が進んでおり、導入する企業が増えております。

色々と調べてみると、難しい単語が並び、敬遠しがちな部分ではありますが、将来の生活を考えてみると、早いタイミングで想定しておかなければならないことだと思います。

また、ブライダル業界の私たちは、新郎新婦のお二人の将来を見据えながらサポートする立場でもあると思いますので、現実的な領域についても理解を深めることで、アドバイスできることも広がるかと思います。まずは、自身の長期的なキャリアを考えるところからがスタートかもしれません。

キャリア相談については、日々承っておりますので、お気軽にご連絡いただければと思います。

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