「シフト制」ではなく「変形労働制」とはどんな制度?

最終更新日: 2021年02月05日

新型コロナウィルスの影響がなかなかおさまらず、緊急事態宣言の延長が決まりましたね。一刻も早く、収束に向かうことを祈るばかりです。

各ウェディング会場でも感染拡大防止の為に、出社人数を制限し、在宅勤務を可能にしたり、出社日と休業日を効果的に組み合わせる等、工夫して取り組んでいるのではないでしょうか。

それぞれの働き方が変わる中で、改めて、自身の働き方について考えるきっかけにも繋がっていると思いますので、本日のコラムでは、「シフト」について、取り上げたいと思います。

「シフト」と聞くと、アルバイト時のことを思い出しますよね。
働く時間帯や曜日を同じ職場のメンバーと交代して勤務する働き方を示します。ブライダル業界含め、多くのサービス業企業の働き方として、一般化されていると思います。

各企業様の採用情報や求人票を見ていると、勤務形態の箇所に、「変形労働時間制」という言葉もよく見かけます。

この変形労働制とシフト制の違いは、お分かりでしょうか?

変形労働制とは、1日8時間、週40時間の労働時間を超えてはならないと、労働基準法で定められていますが、特定の日もしくは週に、法定労働時間を超える労働が可能にできる制度です。特に、季節によって、繁忙期と閑散期の差が大きい業種が取り入れております。

変形労働制を導入している場合、業務量の多い期間は、1日10時間、業務量の少ない期間は、1日5時間の労働が認められます。制度としては、大きく3種類に分けられ、各範囲内で所定労働時間を割り振ることができます。

・1ヵ月単位の変形労働時間制
・1年単位の変形労働時間制
・1週間単位の変形労働時間制

シフト制は、法定労働時間を超えないよう、勤務時間のパターンに沿って、メンバー間で交代しながら稼働するシステムですが、変形労働時間制は、労使協定締結のもと、所定労働時間を長くしたり短くしたりと調整ができる制度です。

就職・転職活動を進めている方々からのキャリア相談を承っている中で、制度についてのご相談が増えてきております。
自社の制度理解含め、興味を持って捉えてみると、より自分自身の働き方に変化が出るかもしれません。

もし、今後のキャリアを考えていく中で、何か分からないことがありましたら、ぜひ、お気軽にご相談いただければと思います!

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