「年俸制」と「月給制」は、何が違うの…?
先日、プロ野球選手の田中将大投手が、大リーグのヤンキースで7年間プレーしましたが、昨シーズン終了後にフリーエージェントとなり、古巣の楽天へ復帰することが決定し、2年契約で年俸プロ野球最高の推定9億円というニュースが世間を賑わせましたね。
プロのスポーツ選手の世界では、「年俸制」が一般的ですが、ブライダル業界でも、賃金制度として年俸制を設けている企業様もあります。
では、年俸制と月給制は何が違うのか。
年俸制を採用する企業に就職・転職をする前に、知っておくべきポイントをご案内させて頂きます!
まず、年俸制とは、給与総額を1年毎に合意・更改していく給与の決定方法を言います。
年俸制の大きな特徴としては、成果主義との相性が良いことで、個人の成果や能力が反映されやすいことから「成果主義賃金制度」とも呼ばれています。
年俸制という言葉から、一度にまとめて全額が支給されることをイメージしがちですが、労働基準法において、毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならないとされており、月ごとに分割した額が支給されます。
よって、月給制との違いは、給与額の決定が年単位か月単位かというのが、大きな違いとなります。
年俸制は、長期的な視点でライフプランを立てやすくなりますし、成果を上げることで、翌年の給与額が大幅に上昇する可能性もあるため、評価を実感しやすいのが特徴であり、従業員側のメリットだと言われています。
一方で、成果を上げられなかった際は、年俸額が減少する可能性があり、その分のプレッシャーを大きく感じることは、理解しておくことだと思います。
一番気をつけておきたい事としては、「年俸制の場合、残業代が含まれている」という、誤った理解です。定めがなければ、年俸制でも、時間外労働や休日労働を行った場合は、残業代の支払いは必要なので、人事担当者様やマネジメント層の方は、注意が必要ですし、年俸制企業で働く場合、ここに月給制企業との違いはないことを理解して頂ければと思います。
自身のキャリアを構築していく上で、特に就・転職活動をお考えの方は、各企業が設けている制度を正しく理解しておくことを推奨致します。
知っていたようで、改めて考えると分からないような、実は気を付けておくべき細かいポイント等もありますので、求人内容をご確認いただく中で、もし、何かご不明な点がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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