【印象に残るプランニング】

「お食事や肌に触れるものは大切」というお考えをお持ちのおふたりで、自然を生かしたウエディングがご希望でした。会場となったのは山の中にある古民家カフェ。お料理は有機栽培で作られたこだわりのお野菜が中心。ウエディングケーキはグルテンフリーのものをご用意させていただきました。自然の中で挙げる自分達らしいウエディングを望んでいらっしゃったので、新婦様は、自然の花に馴染むようにリネンのワンピース丈を長くし、ドレスに見立てることに…。そして建築関係のお仕事をしている新郎様から「木を使って何かをしたい」というご要望がありましたので、新郎様が作った木のフォークとスプーンをご用意。当日ゲストの皆様にヤスリをかけていただき、“オリジナルのフォークとスプーン”を完成させるというワークショップを開催。おふたりのご希望で、パーティーの演出は入れず、司会も立てませんでした。

ただ、新郎新婦様だけで結婚式の進行をするとなると不安な部分もありましたので、ワークショップをする時間組やデザートをお出しするタイミングなどは事前にこちらで決めさせていただき、しっかりとサポートさせていただきました。

パーティーでは、新郎様がミルで挽いたコーヒーを振舞ったり、新婦様も自らお取り寄せしたデザートをカットしてお出ししたりと、おふたりが夢中になって動き回っているのがとても印象的でしたね。ゲストの皆さんからも「こんな結婚式は初めて！」というお言葉をいただきました。正直、司会を立てずに結婚式をすることに不安はありましたが、おふたりらしさやお人柄がじんわりと伝わり、「こういう結婚式があってもいいんだ」と私自身とても勉強になりました。