いま、雇用シェアが注目される理由とは?
ゴールデンウィークを前に、3回目の緊急事態宣言発令が決まりましたね。
感染者数が増えつつあるので、結婚式の延期・中止の要請が出始めるのではないか心配しております。また、春のシーズンは、就職・転職活動が活発化するタイミングでもありますので、ここにも影響が出ないか気になるところです。
お客様を守るためにも、引き続き、感染防止対策は、個人でも会場単位でも取り組んでいく必要がありますね。
新型コロナウィルスの影響により、私たちの働き方にも大きな影響を与えている中で、昨今、雇用シェアという取り組みが注目されております!皆さんは、どのような取り組みかご存知でしょうか?
「雇用シェア」とは、余剰人員を抱える企業から人材が不足している企業に従業員の勤務先を一定期間変更し、企業間で人材をシェアすることを指します。
新型コロナウィルスの影響を受け、サービス業中心に雇用の継続維持が困難な企業が多く出てきている中で、人手不足の企業もあり、このバランスを調整する効果が期待され注目されております。今後、ブライダル業界の中でも、企業間が協力し合い、有効活用できるといいかもしれません。
政府としても、この雇用シェアを推進・後押しするために、助成金を創設し施策を投下しております。
よく雇用シェアの形態は、労働者派遣契約と混同されやすいのですが、労働者派遣契約に関しては、雇用関係は派遣元のみとあるのに対し、雇用シェアの場合は、所属企業と受入先企業の両方と二重に雇用関係が生じることに違いがあります。
人材のシェアを行う際は、詳細の労働条件の調整を両社間でも対象の従業員とも合わせる必要があるため、ここは慎重に進める必要がありますね。
今後、更に働き方やキャリア形成の考え方にも変化が生じるかと思います。
外部環境の変化を感じながら、将来を見据えながら日々の業務を進められるとこれからの変化にも柔軟に対応できるかもしれません。