これからプランナーに求められるアートシンキングとは?

最終更新日: 2020年11月16日

先日、第3回『THE BRIDAL MANAGEMENT 3.0』を開催しました!
視聴していただいた皆様、誠にありがとうございました。

今回も、業界的にトップシーズンでもあり、当日視聴はできないものの、見逃し配信のご予約を頂いた方が沢山いらっしゃったり、今回で第3回目となりますが、毎回、視聴して下さる方もおり、大変嬉しく思っています!今後も、ブライダル業界および皆さんの力となる機会を提供できるよう、進めて参ります。

今回のコラムでは、本イベントの第一部で語って頂きました、「ブライダル×アート×デザインシンキング ~次世代型プランナーは思考が違う!~」から、ご覧頂けなかった皆様にも、少しでも内容を届けられるよう、取り上げさせて頂きたいと思います。

タイトルにもありますように、これからはデザイン×アート思考が求められるというお言葉が非常に印象的でした。

これまでの時代を振り返り、現代を考えると、次のような時代の変遷と共に、求められる思考が変わってきていることがわかります。

「モノの時代」…論理的、効率、生産性     →ロジカルシンキング
   ⇓
「コトの時代」…ユーザー視点、共感      →デザインシンキング
   ⇓
「ストーリーの時代」…内面的創造、本質的追求 →アートシンキング

これまでは、定量的な分析から特に課題を解決していく思考が求められてきましたが、令和の時代以降は、ひとつの「正解」というものがない前提の中で、多様化したそれぞれの創造(アート思考)が求められると言われております。就職・転職活動を進めながら、これからのキャリアを描く際にも、参考となる時代の流れですね。

では、そもそも、アート思考とは何か?
こちらは、「問い(Why)」を発想・探求して、自分なりの考えを言語化し、価値を創造する手法を指します。

特にブライダル業界の中では、ある程度の型が決まっている分、「~するもの」と習ってきたこともあるかもしれませんが、その常識や当たり前に対して、バイアスを外したピュアな視点から、そこに行き着いた背景や理由を理解し、もう一度、自由な発想で思考してみると、いくつかの文化や歴史、慣例を守る側面を取りつつも、「もっと〇〇することができれば…?!」と、創造できることがあるということです。

最近の例で分かりやすく捉えると、きっかけは外部環境の変化による新型コロナウィルスの影響が大きいかもしれませんが、オンライン結婚式という新しいカタチが誕生したように、これまでは考えられなかった(考えもしなかった)が、改めて、Whyの視点を持つと、何を本当に大切にすべきなのかを見定め、新しいプロダクトやサービスが見えてくるものです。

本セッションの最後のメッセージとして、今後の多様化する時代に、100本の成約を取れるプランナーと、100本のストーリー(シナリオ)を描けるプランナー、どちらが歴史に名前を刻むと思いますか?という問いかけに、考えさせられました。

もちろん、ここにも正解など存在しないが、結婚式というイベントやウェディングプランナーという職に対して、お客様が期待していること・求めていることが、自分たちの想定以上に変化していく可能性が高いと感じます。

その変化は、結婚式当日を迎えるまでの打ち合わせの中に、ヒントが隠されているのではないかとも感じております。

クリエイティブな発想を広げるためにも、いつもの身近なコミュニティばかりに身を置くのではなく、会場を越えたコミュニケーションや落ち着いて新しい知識を取り入れたり、考えたりする時間を確保して頂くことも必要かもしれませんね。そのひとつのきっかけとして、wetukuや毎月のオンラインイベントを利用して頂けると幸いです。

先週に引き続き、明日(11月17日)はブライダル★ルーキーズの開催も予定しています!
ぜひ、お時間が合う方はご覧いただければと思います!お楽しみに!

*ご予約はこちらから!
https://bridalrookiesvol3.peatix.com/

オンラインイベント内で、ご案内をさせて頂いておりますが、ウェディング業界15年以上の現役/元プランナーたちが、日々、あなたのキャリア相談を承っております。

今後のキャリア形成に悩んでいる方、新しいチャレンジをしたいと思っている方等、まずはお気軽にご相談頂ければと思います。

*キャリアカウンセラーへのご相談はこちらから!
https://wedding-tuku.com/career/lp/05#contact-area