モラルハザードって、ハラスメント注意ってこと…?
最近、コロナウィルスについて報じている海外のニュース記事を読んでいて、
「モラルハザード」という言葉をよく目にするようになりました。
皆さんは、どのような意味で使われているのかお分かりでしょうか?
“モラル”と聞くと、セクハラ、パワハラ、差別等を指しているように捉えがちですが、この言葉は、そのようなモラルの話ではなく、経営学の言葉です。
「モラルハザード」とは、危険を避けるために手段やシステムを整えたにも関わらず、その取り組みによって、人々の注意力が下がり、危険リスクが高まって規律が失われてしまうことを指します。もともとは、保険業界の専門用語なのですが、現在では金融・経済その他の分野でも使われているようですね。例えば、医療保険は、大きな病気や事故などをした時に保障してくれるものですが、そのような保障があることによって、健康管理への意識が低下してしまう状態や、自動車保険に加入することで、運転中の注意が欠如してしまったり、危険運転をしてしまうこと等を指すようです。
このような横文字は、一見難しく聞こえますが、聞き慣れない言葉だからこそ、ひとつひとつ正しく理解しておきたいですよね。正しい言葉の意味を理解することも、自立する上での大事な要素でもあると思います。
一方で、皆さんもイメージしやすいパワハラやセクハラ等々ですが、2020年6月に「パワハラ防止法」というものが施行されましたね。ハラスメントにも種類が多数あります、種類の全体像をとらえて、こちらも同じように言葉の理解を深めておくと、様々な場面で役立つかもしれませんね!
>厚生労働省の情報で、わかりやすく説明されています。参照ください!
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/pawahara-six-types/
※厚生労働省:あかるい職場応援団情報引用