キャリアをデザインするという考え方

最終更新日: 2022年05月06日

5月に入り、木々の緑もだんだんと色濃くなってきました。おだやかで過ごしやすい季節になりましたね。ゴールデンウイーク期間中も、各会場で多くの素敵な結婚式が実施されていたかと思います。

新型コロナウィルスの感染拡大や世界情勢の変化等、外部環境の著しい変化もあり、日々キャリア相談を承っている中で、自分自身のキャリアについての考え方も、時代と共に変化してきている印象です。

以前は、社内昇進を目指す「キャリアパス」を考え、どのようにすれば出世ができるのかが重視されてきていましたが、環境の変化により、より俯瞰して自分の将来や生き方を考え、自らの職業人生を主体的に設計し自身がなりたい姿を実現させていく「キャリアデザイン」の考え方が重要視されているとも言われています。

この背景としては、以前、本コラムの中でも紹介させて頂きましたが、「VUCA」の時代だからです。
※VUCA…Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字をとって表現

厚生労働省が「人生100年時代」というキーワードを掲げ、医療技術の進化もあり、人の寿命は長くなってきています。また、定年退職の延長・各種制度の整備もあり、「人生100年・仕事50年」の生活は当たり前になりながら、終身雇用を前提とした人事制度が、いまでは当たり前ではなくなったことが理由のひとつだと言われています。

そのような時代の中で、各企業の制度にも変化が見られます。各企業様からお預かりしている求人票を確認していると、転勤なしの正社員制度や社内FA制度、社内システムを整え在宅勤務有り等、可能な限り社員の希望に対して、柔軟に対応できるようなフレキシブルな人事制度を設計することや
クリティカルシンキングやプレゼンテーション等のビジネススキル向上を狙った研修やマネジメント向けの研修等、社内教育支援体制を充実させている企業も増えています。

様々なところで変化が出ているように、就・転職活動の進め方にも変化が出ていることも踏まえ、意図的に社内体制の整備を進めながら、打ち出し方を変えることで優秀な人材確保にも繋げられることを考えると、組織文化を育みながらもいかに組織体制を変えていけるかがポイントになりそうですね。

少しずつお客様が会場に足を運んで下さるようになってきたからこそ、高いサービス品質を保つため・次の新しい事業を構築していくためにも、人材採用・育成の観点で、次の先手をいかに打てるかだと感じております。

社内でキャリアデザインを支援する制度や体制を整備されている企業も増えているかと思いますが、当社でもブライダル業界に特化したキャリア相談を承っております!

今後のキャリアに関する疑問や悩みがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。

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