ブライダル企業がおさえておきたいキャリアデザインとは?

最終更新日: 2021年10月22日

昨今の外部環境の変化が著しい状況もあり、日々キャリア相談を承っている中で、自身のキャリアについて真剣に考える方々が増えている印象です。

これまでは、社内での昇進を目指す「キャリアパス」を考えることが多かったですが、環境の変化により、俯瞰して自分のキャリアを考え、将来、自身がなりたい姿を実現するために、自らの職業人生を主体的に設計し実現していく「キャリアデザイン」の考え方が重要視されています。

重要視されている背景としては、近年は、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字をとってVUCAと表現されるほど、技術や経済の変化が加速する時代の中で、厚生労働省が「人生100年時代」というキーワードを掲げ、企業の寿命は短くなる一方、人の寿命は長くなってきています。

また、定年退職の延長もあり、「人生100年・仕事50年」の生活は当たり前になりながら、終身雇用を前提とした人事制度は当たり前ではなくなったことが理由のひとつだと言われています。

そのような時代の中で、企業が社員のキャリアデザインを支援する手法はいくつかありますが、代表的なものとしては、社内FA制度や転勤なしの正社員制度、リモートワーク制度等、できるだけ社員の希望を実現できるフレキシブルな人事制度を設計することやロジカルシンキングやPDCAサイクル等の研修やマネジメント向けの研修等、教育支援体制を充実させることが挙げられます。

新型コロナウィルスの影響もあり、就・転職活動の進め方にも変化が出ていることも踏まえ、社内体制を整えることで、優秀な人材確保にも繋げられることを考えると、外部環境に合わせて、組織文化を育みながらも柔軟に組織体制を変えていけるかがポイントになりそうですね。

ブライダル業界の中でも、少しずつお客様が会場に足を運んで下さるようになってきたからこそ、高いサービス品質を保つための人材採用・育成の観点で、次の先手をいかに打てるかだと感じております。

社内でキャリアデザインを支援する制度や体制を整備されている企業も増えているかと思いますが、当社でもブライダル業界に特化したキャリア相談を承っております!

今後のキャリアに関する疑問や悩みがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。

◆キャリアカウンセラーへのご相談はこちらから
https://wedding-tuku.com/career/lp/06#contact-area

HR