「メンバーシップ型雇用」とはどのようなシステム?

最終更新日: 2021年08月06日

最近、テレビをつけるとニュースでよく耳にするようになった「メンバーシップ型雇用」。皆さんは、どのような言葉なのかお分かりでしょうか?

今回のコラムでは、メンバーシップ型雇用の概要について、紹介させて頂きます。

「メンバーシップ型雇用」とは、日本型雇用とも呼ばれており、新卒一括採用型の雇用システムを指します。総合職として入社し、異動を繰り返しながら、長期的に会社を支える人材として育成してくことを基本的な考え方としています。

この考え方は、高度経済成長期に築かれたと言われています。
当時、三種の神器と言われるテレビ・洗濯機・冷蔵庫の消費ブームから地下鉄や高速道路、ホテル等の建設ラッシュがあり、経済を右肩上がりにしてきましたが、成長を支えるポイントは、長期的な労働でした。一度に多くの人材を採用し、長期的な視点で育成を進めることで、長く働く従業員が徐々に増えていき、企業の成長を加速させる推進力となっていました。

このシステムの大きな特徴としては、終身雇用と年功序列を前提とした雇用ということです。

定年を迎えるまで働き続けることができ、勤続年数や年齢により、右肩上がりに賃金が増えていく仕組みで、将来を心配せずに仕事に打ち込むことが可能でした。各企業では、忠誠心が高く会社愛の強い従業員があふれていたようです。

そんな日本型と言われてきたメンバーシップ型雇用ですが、新型コロナウィルスの影響も受け、制度変更や雇用の考え方について方針変更する企業が徐々に出てきている印象です。

ブライダル業界においても、一律での報酬支給ではなく、年齢・社歴関係なく、成果を出したウェディングプランナーには、その分の報酬をしっかり支払う等、時代の変化に合わせて柔軟に取り組んでいる企業もあります。

各企業の制度構築の考え方を知ることは、就職・転職活動を進める上では重要ですし、従業員にとっても、キャリアを描いていく上で、とても大切な判断軸になると思います。

なかなか落ち着かない期間が続いており、将来を思うと不安な気持ちになることもあるかもしれませんが、そんな時だからこそ、長期的な視点も持って個人のキャリアを描き、いまから一つ一つ取り組んでいく必要もあると思います。

当社は、就職・転職相談以外でも、日々、キャリアに関する相談を承っていますので、お力になれそうなことがありましたら、是非、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

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