採用活動を進める中で注目される“アルムナイ”とは?

最終更新日: 2021年07月30日

昨今、採用活動を進める中で、「アルムナイ」という言葉をよく耳にするようになった採用担当者様は多いのではないでしょうか?

こちらのアルムナイという言葉は「alumnus」の複数形で、「卒業生」「同窓生」「校友」の意味を持っており、転じて、企業の離職者やOB・OGを示すようになりました。

アルムナイ採用は、一度、退職した社員を再雇用する考え方で、外資系企業では、積極的にアルムナイコミュニティの活用や制度を活かし、有効な採用方法の一つとされています。

従来、日本でも結婚や介護等による離職者の再雇用制度は設けられていましたが、アルムナイの考え方は、退職理由に関わらず、離職者の再雇用やコミュニティ活用を行うことが大きな特徴のひとつとしてあり、退職に対してネガティブな要素はなく、卒業生として仲間・同志で在り続けることを推進しています。ブライダル業界の中でも、ウェディングプランナーの柔軟な働き方を推奨している企業様も少しずつ増えてきているかと思います。

こちらのアルムナイが注目されはじめた背景としては、雇用の流動性が高まり、優秀な人材確保の難易度が高くなってきていることにあると言われております。終身雇用の終焉を迎え、1社で40年勤める働き方から転職することが徐々に一般化し、日本でも普及してきました。

アルムナイの活用を考えた時に、在職社員への影響や元社員とはいえ、他企業の人材であることを考えると社内情報漏洩リスクもあるかと思います。

ただ、それ以上に自社独自の働き方や文化・風土を理解している人材を迎えられること、そして、採用・育成コストを削減できることは、大きなメリットとして挙げられるかと思います。

また、関係性が継続することで、将来のお客様になる可能性や新しい仕事の紹介、商品開発および新規事業を進める際のサポートをしてもらえたり等、様々なメリットも考えられます。

特に人事担当者の方においては、アルムナイの考え方をヒントに、今後の採用活動や制度設計を進めていく必要もあるかもしれません。

時代の変化に伴い、このような考え方が更に拡大していくと、個人のキャリアの考え方や就職・転職活動の進め方にも変化が出てきそうですね。

新しい試みを考えていく上では、意図的に外部の意見や視点を入れることで進むこともあるかと思います。今月より、wetuku運営責任者のマモさんこと高津と1対1で、直接、対話できる機会も設けております!
もしよろしければ、是非有効活用していただけますと幸いです。

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