注目されているワークシェアリングという働き方!
新型コロナウィルスの影響により、働き方やキャリアの概念が大きく変わりつつある中で、個人としても企業としても、柔軟な働き方を推し進めることを積極的に行う必要が出てきていたり、働き方改革を実施できるひとつのチャンスが訪れているとも感じております。
業界・業種によって異なる部分もありますが、世の中的に少しずつテレワークでの働き方も浸透してきている中、昨今、「ワークシェアリング」も注目されています!
この「ワークシェアリング」とは、一つの仕事を労働者同士で分かち合うことを指します。労働者一人あたりの負担を減らし、全体の雇用を生み出すことを目的に行われる手法で、海外では数十年前から実施されている取り組みの一つです。
実際にオランダでは、ワークシェアリングの取り組みを1980年代に実施し、当時、失業率が14%ありましたが、約20年経ち2.4%にまで回復するという成功事例もあり、日本でも導入企業が増えております。
こちらのワークシェアリングには、目的によって4つの種類に分けられます。
①雇用維持型
中高年の労働時間短縮・雇用機会の創出を目的とする取り組みです。
定年の延長や定年後の再雇用などによる60歳や65歳以上の社員雇用等が挙げられます。
②雇用創出型
労働時間の短縮を行うことで、新規雇用を生み出す取り組みです。
休職者がいる場合に、パートタイムや短時間労働者を複数雇用することで業務分担を行うこと等が挙げられます。
③緊急対応型
雇用を維持するために、1人当たりの労働時間を短縮する取り組みです。
急激な業績の悪化により人員削減をせざるを得ない状況が挙げられます。
④多様就業型
フレックスタイムやパートタイム、在宅ワーク等、勤務の多様な就業形態の人材を雇用し、育児や介護等、従来では勤務が困難であった人材に対して、働きやすい環境をつくる取り組みです。
各企業が雇用を守る為にも、働き方について、新しい取り組みを推し進めていく事で、就職・転職活動の考え方にも変化が出てきそうですね。これからの動向を注目していきたいところです。
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