パレスグランデール
松田 祥子さん (4/8)
パレスグランデール
松田 祥子さん (4/8)

全員の願いを繋ぐ、シューズセレモニーに込めた願い

“当たり前が当たり前でない”と気付かせてくれた結婚式

【印象に残るプランニング エピソード3】
テーマ:「こいねがわくは」希う/乞い願う 意味:とても強く願う事

初めておふたりにお会いしたのは、新婦様が妊娠中期の頃でした。お子様が誕生する前に結婚式をしたいというご希望で、11月にて結婚式をすることになりましたが、招待状を送り終わった頃に新郎様から、新婦様が切迫早産で入院したと連絡があり、延期することになったんです。それから何ヶ月かして、おふたりでご来館された際に「無事生まれました、生きてます」と伺って、すごいホッとしたことを今でも覚えています。でもその時は、生まれたお子様の状況がわからなくて、生まれたことに喜んでいました。その後、おめでた婚サポートプランナーの講習会で、740gが超未熟児で、生まれてからが長く困難な道のりだということを、初めて知ることになりました。ようやく新婦様が「生きてます」と言った意味が分かりました。それから約1年、連絡は取っていなくて、でも最悪の場合を考えたくなくて、ずっと『生きていてほしい』そう願っていました。そして今年1月におふたりから連絡をいただき、結婚式の準備を再スタートすることになりました。

準備を進めていく中で、最初は結婚式の中でお子様のお披露目ができれば、くらいに考えていらっしゃいました。しかし、一年半経っても結婚式をしようと思い、またここに戻ってきてくれたにもかかわらず、『本当に同じでいいの?』と私の中で疑問が浮かびました。それはおふたりと一緒の想いを胸に、この一年半、お子様の成長を願っていたと親御様やご友人の方から直接お話を聞いたからです。みんながこの日を願っていて『必ず生きてほしい』その願いは奇跡を起こし、お子様と3人で迎える結婚式では、そのたくさんの願いが込められているということを大切にしてほしいと思いました。

そこでおふたりの今の願いを伺うと、「3人で歩きたい」とのことでした。お子様は超未熟児で生まれたこともあり、いつ歩けるようになるかわからないから、と。そこでシューズラウンドを取り入れました。おふたりの願いはゲスト全員の願いだから、真っ白のシューズに願いを込めてスタンプを押してもらい、家族のファーストシューズを作りました。

そしておふたりにはお子様への願いをお手紙に書いていただき、それを私が映像にして当日上映しました。ゲストの表情はとてもおだやかで、これからも見守っているよというような雰囲気だったのが印象的でした。
映像のあと、全員の願いがこもったシューズの靴ひもを、想いも繋ぐという意味も込めて、おふたりの靴ひもはそれぞれの親御様に、サプライズの手紙のプレゼントと一緒に結んでもらいました。お子様の靴ひもはおふたりが。シューズはいつか歩けるようになったとき履けるよう大きめにしました。

この結婚式がこれからも家族の節目としてずっと残ってほしいと、たくさんの願いを込めました。
生まれることも生きることも当たり前と思っていた私に、“当たり前なんかじゃない”ということを気付かせてくれ、さらに家族について改めて考えるきっかけとなった結婚式でした。

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