サービス・パフォーマーインタビュー/株式会社サンウェイVol.1

最終更新日: 2023年06月16日

本コラムでは、今後の未来を見据え、積極的に採用活動を推進している企業で活躍する“人財”にスポットライトを当て、どのような想いで入社をし、現在の担当業務に携わっているのかをインタビューさせて頂きましたので、イキイキとチャレンジしている方の声をお届けさせて頂ければと思います!

今回は、株式会社サンウェイのサービスとして活躍する佐藤様にインタビューさせて頂きました!

リサージュ四季の抄 支配人
サービスパフォーマンス部 マネージャー
佐藤 健一 様

Q.現在の業務内容と貴社に入社を決めた理由について教えてください!

業務内容は、結婚式がある日だと、3店舗のバランスを見てスタッフの偏りがないようにスタッフを配置し、シフトを組みます。週末に関しては、サービス部は結婚式を優先に、3店舗飛び回っています。

毎週末に施工が終わってから、各店舗のサービスリーダーポジションのスタッフが必ず反省点と改善点をまとめてくれて、私と常務に共有してくれるんですが、その反省点を、基本的には3店舗でサービスのクオリティを統一するためのすり合わせをおこなっています。あとは、飲料部も兼任しているので、細かな数字の管理もおこないます。

マネジメントしつつ、基本的には現場にいることが多いですが、私自身出たがりなので楽しみながらできています。プランナーさんから、「〇〇さんにパーティーに入ってほしい」と言われることを意識しながら、サービスみんなが取り組んでいて、僕も負けず嫌いなので、なるべく現場に入るようにしています。

サービスパフォーマー部に関しては、当社で創和プロジェクト様から学び始めた3年前から始まったもので、今まで水沢店・北上店・森岡店と3店舗各店でやっていた現状から、部門でやっていった方がいいとなりまして、部門を作ろうという動きになりました。

私も北海道に2回ほど伺ったのですが、サービス部を立ち上げるとなったときに、創和プロジェクト様がサービスもやりながらパフォーマンスもされているのを拝見して、当社ではほとんど両立していない現状がありました。岩手県だと、「“サービスはサービスだけをやっていればいい”みたいなイメージになってしまう。それでは駄目だよね」というところで、当社の社長・常務と話しまして、サービスもパフォーマンスもやるサービスパフォーマー部として、これから入ってくるスタッフにも意識をしていただけるように、かっこいい感じのネーミングになりました。

私、この会社に勤めて15年になるんですが、入社のきっかけはアルバイトでした。高校生のときからやってきましたが、当時あまり夢や目標がなかったのです。将来、自分が何の仕事をするのかイメージがありませんでした。

「結婚式終わってから、余ったステーキ食べれるよ!」っていう誘い文句にまんまと乗って、自分はそういう(人見知りの)性格だっていうのをわかっているのに接客のアルバイトに進んだので、最初は何回も辞めようと思いました。自分に合ってないと思って、ただ「辞めます」っていう電話をかけるのすら怖く嫌だったので、ズルズルズルズルやっていたら、最初は全然そう思えなかったんですが、少しずつ先輩の姿がすごいなと映るようになりました。

そういう見方ができるようになって、意識が変わりました。15年前になりますが、今思えばすごく感謝してますけれど、人前で恥ずかしくないように50人ぐらいのいそがしそうに仕事してるスタッフの前で、マイク通して台本を読まされたりしました。おかげさまで先輩にこういうふうに育てられて、次第に楽しくなってきたんです。いきなり音楽が鳴って、マイク渡されて「歌え!」みたいな無茶ぶりもたくさんありました。今は抵抗がないですが、当時は絶対に人前で歌いたくなかったです。でも、全然知らない曲を適当に歌うと、意外とそれが受けたりして…だんだん楽しくなっていきました。

お客様にも「さっきの佐藤さんだったんですか?めっちゃ真面目に挨拶してたのに、本当ですか?」と言われます。結婚式のときは、演者になって憑依してやってるのかもしれません。

お客様に対してやっていますが、後輩が見てると思うと、「今日褒められなかったから、ちょっといまいちだったかな?」みたいな感じで振り返ったりします。それで余計に頑張るところはあるかもしれないです。

Q.性格など、佐藤様ご自身が変化した部分はありますか?

僕はもともとあまり喋らないのですが、自分で言うのあれですけど、歌とダンス、あとはパントマイム的な喋らなくてもできるものが得意なんです。その辺を全部できるスタッフは少なくて、それぞれ長所短所はありますが、まんべんなくこなせる点でちょっと調子に乗っちゃっています。とはいっても、私は今でも人見知りですし、できることなら人と喋りたくないな…と思ってしまいます。

他のサービスの子たちはプランナーからこと細かく「こういうパーティーだから、こんなイメージでこういうふうにやってほしいんだよね!」と指示があるんですが、僕だと「こういうテーマのこういうお二人なので、何か面白いことお願いします!」と任されることがほとんどなのです。

最近弊社で増えている、ゲスト1人ひとりにスポットを当てて夢を叶えるパーティーというものがあるのですが、将来の夢、例えばパイロットとか車屋さんだとか、歯医者さんというような、どうしたらいいか分からないものを、プランナーさんから当日に振られるのです「できなかったら最悪できなくてもいいんですけど、もし何か思いついたらお願いします!」と言われることが多いです。

その中で、最近だと看護師さんになりたいっていう方がいらしたんです。考えれば考えるほどか思いつかなかったので、勢いでとにかくお客様のところに行っていました。そうすると、やらなきゃいけない状況になったら思いつくんです。お客様のテーブルにあったナイフ・フォークを堂々と盗んで、それを隣に僕が立って手渡して、「メス!」ってやりました。ただこれだけです。

渡されたその方はポカーンでしたけど、同じテーブルの方には爆笑していただきました。他の方は全員夢が叶った後で、「この子は何されるんだろう?」という雰囲気だったので、ウケたっていうのはあります。

Q.お仕事の中で、どんな時にやりがいや喜びを感じられますか?

僕は、お客様はもちろん、同じサービス部の後輩たちから「さすが!」と言われるのが一番喜びを感じます。

ただここ最近、部門制になってからは少なくなったと感じています。理由としては、2番手・3番手にあたる各拠点のリーダーのサービスメンバーがすごく成長してきたんです。逆に言えば、その拠点だけで見るとリーダーはすごくできるけど、その下の子たちはまだあんまりできないみたいなイメージがこれまではあり、リーダーの子たちが各拠点の下の子たちに教えて、辞めないで成長していっている姿を見たときがやりがいだと感じます。同時に、負けてられない気持ちにもなります。

採用は、基本的には各店舗の拠点長が面接をしているんですが、僕は水沢店の支配人も兼任をしていまして、各拠点長と社長に入っていただいています。

育成は現場のリーダーを中心にメンバーで行っていて、最近は辞めたいという人が減って、かつ成長を感じられるので、リーダーの子たちも自分が頑張ったからっていう自信に繋がるんだと思います。部門では確かに動いていますが、どちらかというと、店舗ごとでの動きが主になっていて、各店舗の子たちは、プランナーさんから「これをしてほしい」などと言われていると思うんです。僕のところには相談が来るので、逆に「こうしなさい、ああしなさい」は言わないようにしていて、来たら答えてあげるだけです。

最初、僕もマネージャーになりたての頃はコミュニケーションで苦戦しました。僕自身が古い人間なので、先輩にやってもらった通りにやろうと思っていて、立ち上げのときは、月1ぐらいで飲み会をしてました。サービス部なので入社したての子が多かったからですが、店舗内でもいそがしくてコミュニケーションを取る時間が少なかったので、店舗の集まりとか飲み会を多くやろうと思っていたんです。でも、あまり飲み会飲み会ってすると怒られそうだなと思って、勉強会という名目で1時間ぐらい勉強会をやってからご飯に行っていました。僕だけじゃなくて、各店舗間も関わりが少なかったので、相談しやすい環境を作るように心がけています。そうすると、次第に相談に来てくれるような関係を構築できました。これも僕が感じているやりがいの1つかもしれないです。

元々相談されるのとか得意ではなかったのですが、サービス部の内容の相談だから受けられます。サービスの話だと、僕自身も勉強になったのもあったので、教えながらも教えてもらって、一緒にどうしたらいいか考えるスタンスでやっていたら楽しくなってきたんです。僕はまだやってないのに、「僕だったら、こういうふうにやってるよ」と話して、言ったからにはやらなければならないので、後日「ほら、やってたでしょ!」みたいな感じで答え合わせしています。逆に、成長させてもらっているかもしれません。

今のサービス部は、4月に少し増えて12名います。私がいる水沢店は、規模が大きくて2会場持っていて、他は1会場なので三沢店だけ6名サービス部に所属してる子がいて、あとの店舗は3人ずつですね。ここにアルバイトの方が入り、各店のリーダーは社員でやっています。

22歳の女性や見た目が若々しい48歳の方もいるので、フレッシュな層からベテランまでさまざまです。ベテランの方は、プランナーも経験されてきているんです。その22歳の子は、アシスタントマネージャーを目指してるみたいで、直接僕には言わないですけど、「アシスタントマネージャーの役割を教えてください」と聞いてきたり、意識してくれていることを感じています。誰しもが認める2番手みたいな感じの子ですね。

近くに大学や専門学校が少なく、アルバイトメンバーは高校生中心です。なので、22歳の方がバリバリ頑張ってかっこいい姿を見せてくれると高校生の刺激になりますし、「〇〇さんのおかげでウェディングプランナーを目指そうと思いました」という言う声もあるのが嬉しいです。弊社でアルバイトをしていて、東京の結婚式場に勤めて、「何か、思っていたのと違う。私が思ったのはこれじゃない」って戻ってきましたっていう子もいましたし、僕みたいにアルバイトしていて、そのまま入社したメンバーもいます。

今でこそ、そういう思いで働くメンバーが増えましたが、社員だけでなくアルバイトメンバーが辞めてしまった期間は本当に苦しかったので、今いるスタッフは、アルバイトさんを大切にしたいという思いが余計強いのかもしれません。

Q.アルバイトから、辞めずに続けてこられた理由は何でしょうか?

当時の先輩が、いい意味でお父様と距離が近かったんです。両家代表の挨拶の直前に男性のプランナーさんがお父様のところにぱっと行って、「お父さん、もうちょっとで挨拶だからね。今のうちに気持ち整理してね」って言っていたんです。そうすると、お父様が「はい、ありがとうね」と仰っていました。20代のプランナーが60歳ぐらいのお父さんに対してフランクに話しかけていても、お父様は「ありがとうね、〇〇くん」って言っていたんです。僕はそれを見て「え、お父さんにため口だけど大丈夫?」って思ってたんですが、それ以上にかっこいいと思ってしまいました。その姿を見て、「そんなに尊敬されるのか」と、お父様はこのプランナーに全任せしていて、安心しきっているということを感じられて、僕もそういう存在になりたいって思ったんです。

あとは、まだサービスが楽しいって思えていなかった時に、お客様から「ペプシのコーラありますか?」って尋ねられたことがありました。これまで、お客様からたくさんお叱りを受けていましたし、怒られたことが多かったので、「はい、あります」って言ってしまったです。でも、メニュー表にもないし、明らかにどう考えてもないっていうのを僕自身も分かっていたんですが、なぜか「あります」って言ってしまいました。バックヤードに戻って「すみません、ペプシのコーラありますか?」と先輩に聞いたら、今まで失敗ばっかりしていた健一がお客様のためにしてあげようって思って聞いてきたと捉えてくれたのか、先輩が他の人に「コンビニで買ってこい!」、僕には「健一、お客様にちょっと待ってくださいねって言ってこい!」と言われて、「待っていてくださいね」ってお客様に伝えに行ったんです。そうしたら買ってきてくれて、「これ持っていけ」って託されたんです。お客様から「ありがとう」って言っていただけましたし、すごく感謝されました。なんかいいことしたんだって自信にも繋がりましたし、怒られないようにやっただけですが、こういうことだったんだと気がついて、先輩としても僕のその行動が嬉しかったのかなって振り返っています。そこから、だんだん楽しくなってきました。そうすると先輩たちとも仲良くなり始めて、たくさんご飯に連れていってもらって、先輩のおかげで今があります。

ご飯に連れて行ってもらった時は奢ってもらっていたのですが、一応「いくらですか?」って奢ってもらう気満々で聞いてみたら、ある先輩から「奢ってもらっていればいいんだよ。俺は、お前になんぼでもお金使うから健一は出さなくていい。でも、それをいつか後輩に使え」って言われて、今まさにその通りだと思っていて、その先輩には感謝していますね。だから後輩にお金を使うのが全然苦じゃないです。

助けてくれた先輩が、それ以降も助けてくれました。僕が汚いエプロンをしていたときも、「そんなエプロンでお客様の前に出んな」と怒られてたんですが、その先輩だけは「昨日、何件もどんでんやって大変だったもんな」とフォローしてくれるような先輩だったんです。それが今のうちの常務なんですけど、本当に感謝しかないんです。悩んだときは先輩にやってくれたことをやればいいんだなって思っています。それが辞めなかったきっかけの大きいところです。

Q.貴社や会場の魅力を教えてください

私が今いるこの水沢店は、このグループ3店舗の中でいうと一番古い店舗でして、2000年オープンなので23年目の店舗なのですが、一番は地域の方々に愛していただいていて、「リサージュさんだったら間違いない」って言ってくれる環境があって何とかやれています。創和プロジェクト様の真似をさせていただいて、結婚式では2会場貸し切りで使用いただけることは魅力だと考えています。1階の会場におりると中庭があるので、同時にバーベキューもできますし、会場として外も使えることも魅力です。

新郎新婦様の決め手としては、弊社のアドバイザー(新規接客)の方々のお人柄が素晴らしいことが一番です。会場は、ほかの2店舗のほうが新しいので、3店舗回りたいですって言われたときに負けてしまいます。ですので、アドバイザーの人柄がすごくいいんです。絶対にノーと言わないように対応してくださる女性のベテランスタッフなんですが、決定率が8割を超えていて、新郎新婦様のお母さんのような角度でも接客できるスタッフですし、“イマドキ”っていうのをすごく勉強していて、若い新婦様とは友達のようにみたいな関係を築いてくださるんです。その人がいるから決まるとていうのが大きいかもしれません。

水沢店には、アドバイザーが2人います。北上店・森岡店には1人ずつなので、新規接客に特化してるんです。これも創和さんに教わって、一組一組しっかりと接客できるように、ご予約時間をあえてずらしていただくようお願いをしたりと、毎週末1人ブライダルフェアをやっています。

会場見学では、挙式会場にスタンバイするスタッフもいれば、食事会場の準備するスタッフもいたりと、1から10までサービススタッフがやっています。社員のサービススタッフは、新規対応のときのサービスが楽しいって言ってくれるんです。週末はアルバイトメンバーに、指示を出すのがメインの仕事になってしまうので、1サービスマンとしてサービスをできるのが新規のときぐらいなんです。なので、「新郎新婦様といっぱいお話しして楽しいです」とか、言ってくれます。まさに全員で接客している感じです。

Q.最後にこれからどのような方と一緒に働きたいですか?

普通は、やる気がある人って言うのかもしれませんが、やる気がなくてもいいかなと僕自身は思っています。もちろんやる気はあった方がいいのですが、自分を変えたいと思っている人の方が、僕自身がやりがいあります。変わりたいならやる気がなくてもいいよと、格好つければ言いたくなってしまいます。実際その方が、結果的に辞めなかったりするんです。「この子大丈夫かな」って思っていたら、意外と「全然大丈夫です!」ということもあるので、やる気だけではないと思っています。

もちろん、明るく笑顔があって声が大きい楽しそうな雰囲気の子の方がいいのかもしれませんが、そうではなくても全然いいかなと思っています。自分を変えたいとか、人間的に成長したいと思っている人と働きたいです。


現在、積極的に採用活動中です!興味をお持ちの方は、下記のURLより、募集内容を確認の上、エントリーをお願い致します!

*募集内容/エントリーフォーム:https://www.sowaproject.jp/careerlp/

◆会社概要
株式会社サンウェイ

住所
岩手県奥州市水沢区内匠田51-1

設立
昭和48年3月(創業:1973年3月)

資本金
1,600万円

従業員数
420名(令和4年2月現在)

代表者名
菊地栄志 

事業内容
・婚礼事業
・介護施設委託給食
・幼稚園給食
・学校給食
・社員食堂委託事業
・慶弔料理
・デイサービス事業