人事にとっての10月1日と言えば…??

最終更新日: 2020年10月02日

前回のコラムでもご紹介させて頂きましたが、昨日、10月1日は内定式という節目の一日でしたね。ブライダル業界各社様、オンラインでの実施が多かったのか、例年と比べると街で内定者の方々の姿を見かける数が少なかったように感じますが、それぞれが大切な一日を迎えたのではないかと思います。

人事領域を担う方にとって、この10月を迎えるにあたり、内定式が大きなイベントですが、もう一つ、毎年、常に意識していることがあります。

それは…、「最低賃金改定」です。

人事を担う方だけでなく、すべての働く方々にとって影響を受けることですので、世の中全体として、注目しているタイミングでもあると思います。

全国の賃金平均1,000円の実現に向け、これまで毎年引き上がり、昨年の10月より施行された最低賃金では、東京都が1,013円、神奈川県が1,011円と1,000円を超える額となり、大きな話題となりました。
今年は、新型コロナウイルスの影響を受け、どのような対応になるのか特に注目されていました。

地域によって発行年月日が異なりますが、10月1日より順次適用されています。

◆参考:厚生労働省「令和2年度地域別最低賃金改定状況」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

最低賃金については、職業や職種に関係なく、すべての労働者に適用されますので、採用に携わっている方は、求人掲載している場合、最低賃金を1円でも下回った求人を掲載することは、法律違反となりますので、必ず確認することを推奨いたします。

また、現在、就職・転職活動されている方は、求人情報が古い場合もありますので、雇用条件に関して、詳細を確認することを推奨いたします。

賃金についての確認方法も公開されていますので、参考にしていただければ幸いです。

◆参考:厚生労働省「最低賃金額以上かどうかを確認する方法」
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-13.htm

菅首相は、最低賃金の全国加重平均1,000円を目指すよう、改めて指示しています。
今後の動向が気になるところですね。ウェディングをつくる全ての方々にとって、今後も参考となる情報をお届けしていければと思います。

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