入社する前に確認すべき労働条件について

最終更新日: 2020年09月18日

皆さんは、自身の労働条件について、詳細まで確認することができていますでしょうか…?
特にブライダル業界の方は、面接の中で聞いた為、大丈夫だろうとあまり確認しないまま入社するケースが多い印象があるのですが、必ず事前に確認することを推奨したいと思います。

企業側には、採用した方に対し、労働条件を通知する義務があります。

<絶対的明示事項(書面の交付が必須)>
①労働契約の期間
②就業の場所、従事する業務の内容
③始業・終業時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇、交替制勤務をさせる場合は就業時転換に関する事項
④賃金の決定・計算・支払いの方法、賃金の締め切り・支払の時期に関する事項
⑤退職に関する事項(解雇の事由を含む)

一般的には、労働条件通知書として明示されますが、「採用通知書」など、企業によっては、別名称の書類に記載されている場合もありますので確認が必要です。

働く上でどの項目も重要ですが、特に、後々認識違いが起こりやすい項目としては、下記の3つです!

①就業場所
労働条件通知書に転勤ありの記載がある場合は、入社後すぐに通知される可能性もあります。転勤期間の目安や頻度など、詳細を確認しておくべきだと思います。
※新型コロナウィルスの影響により、在宅勤務を推奨している企業も増えてきているので、出勤に関する条件面も合わせて確認しておくことをお勧めします。

②残業時間(賃金)
各業務によっていそがしい時期は異なりますし、外部環境の変化により、想定外の残業も出てくることもあるので、一概には言えないですが、これまでの実績から想定できる残業時間と残業代の支払い規定に関しては、確認しておくべきだと思います。
特にみなし残業代として、月給に含まれている場合もあるので、正しく把握する必要があります。

③休日
週休2日制と記載があっても、毎週土日が休みになるとは限りません。
「完全週休2日制(土日休み)」と書かれていれば、間違いありませんが、休日の体系については、自己で理解せずに確認しておくべきだと思います。

今後のキャリアを鮮明に描きながらも、入社後、事前情報とのギャップを感じ、早期に離職しなければならない状態になってしまうのは、勿体ないですし、条件面の交渉等も入社前に行う必要があるので、ぜひ、事前に確認していただきたいです。

就職・転職活動を進める上で、不安要素があるようでしたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います!

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