オンラインセッション内で語られたウェディングDXとは?
先日、第2回『若手ブライダル人オンラインセッション』を開催しました!
視聴していただいた皆様、ありがとうございました。
どのコンテンツも、ブライダル業界の皆さんにとって力になる内容で、100名近くの方々に参加をしていただき、嬉しく思っています。
その中でも、本コラム内で取り上げたいのが、株式会社スペサンCEOの植松さんからお話を頂いた、「ウェディングDX(デジタルトランスフォーメーション)」についてです。
皆さんは、「DX」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
少し難しく感じるかもしれませんが、この考え方は、「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」であると、エリック・ストルターマン教授が2004年に提唱しました。
この概念を分かりやすくウェディングにおきかえると…
例えばですが、
集客方法が、ゼクシィからSNSへ、
打ち合わせ方法が、対面からWeb会議へ、
施工が、大人数から少人数(オンライン)へ、
パートナー様とのやり取りは、紙からクラウド上へ
などという、これからの予測も含めたことを示しています。
今回の植松さんのお話で一番印象的だったのは、オンライン結婚式のサービスを始めた背景です。
新型コロナウィルスによって受けた大きな影響を踏まえ、今後の未来予測をした時に、「結婚式の本質とは何か?」を社内で時間をかけて議論を深めたそうです。
そこから紡いだ言葉は、「大切な人たちとお互いに想いを届け合い、絆を深めること」とし、新型コロナウィルスの影響で、結婚式ができなくなった新郎新婦のお二人が結婚式を諦めてしまわないよう、本質的な価値をそのままに、妥協案ではない新しい結婚式のカタチを提案していこうと決め、オンライン結婚式のサービス展開に至っているそうです。
これまで経験を積んできたウェディングプランナーからすると、オンライン結婚式と聞くと、拒否反応を示す方もいると思います。実際に、植松さんの組織内でもあったそうです。
ただ、これまで積み上げてきた概念に縛られるのではなく、進化させていくという視点で、お客様が求めていることは何か?結婚式の本質とは何か?その中で自分たちができること(すべきこと)は何か?をみんなで考えるプロセスが非常に重要であると再認識できた時間になりました。
是非、皆さんの中でも、新しい視点も合わせ持ち、結婚式の価値を捉え、お客様と向き合って頂きたいと思います。
次回のイベントでも、皆さんのお役に立てる内容を企画していきたいと思いますので、楽しみにしててください!!