そもそも、「キャリア」って何だろう?

最終更新日: 2020年05月27日

「キャリア」という言葉を聞いて、皆さんは何を思いますでしょうか?

すぐに思い浮かぶ言葉としては、キャリアウーマンやキャリア官僚といったもので、優秀さを示すイメージが強くないでしょうか。一般的に、希望の企業に就職できた、同期の中で一番早く出世できた等、結果自体に目が行きがちですが、「キャリア」とは、働くことにおける継続的なプロセスであり、ひいては、個人の生き方そのものを指していると言えます。

キャリアの語源は、ラテン語の「carrus」と言われており、意味は轍(車輪の跡)です。自分が歩んできた人生の長い道のりを振り返ると、そこには、それまで自分自身が様々な経験を通して刻み続けてきた轍が残されています。人生の終焉まで歩み続け、そこに轍というキャリアができるということなのかもしれませんね。

一般論となりますが、厚生労働省も「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現しており、時間的持続性ないし継続性を持った概念として捉えられると示しています。つまり、生涯の様々な役割を果たすプロセスの中で、自分と向き合い、自分の仕事や人生に意味を見い出していく積み重ねであり、これからどこに辿りつけそうなのか、どこへ向かいたいのかの展望ともいえると思います。

「キャリア」についての相談を受けていると「何をしたいのかわからない」というお声を頂くのですが、やりたいことは、突然出てくるものではなく、これまで歩まれてきたご自身の経験にヒントがあります。何をしたいのかと考えているのは、自身と向き合っているひとつの証でもあると思うので、ぜひ、焦らず自身の経験の棚卸しをしていただくと、新しい気付きがあるかもしれません。

皆さんなりの新しい気付きがあり、ご自身の「キャリア」の選択肢の1つとして、ブライダル業界内での就・転職という手段を選ぶことがあれば、当社にも是非、相談くださいね!

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